パテックとNHK? | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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人生漫ろ歩き 時を刻む
美しいもの、大切なもの、
ありのままに‥‥

テレビはあまり見ないが、

ある年齢を過ぎてからか、

気になり出したことがある。



画像がギラギラで目まぐるしく変化したり、

カメラの切り返しが頻繁で速かったり、

展開が速回しの如く急速だったり、

沈黙や間合いに乏しく

絶えず声や音やBGMが聞こえたり‥‥

民放の番組は総じてこれが多い。



一方、NHKの番組は正反対のものが多い。

ニュース番組などは、最近でこそNHKも

民放よろしくハデなセットを使ったり、

早い喋りも無きにしもあらずだが、

それでも民放の、ともすると

ワイドショー張りの報道番組とは一線を画す。

静かで落ち着いたNHKが

すんなり入ってくる歳になったか。



そしてこれが、

長らくはめたロレックスから転向し、

ここ2週間以上ほぼ毎日パテックをはめて

考えたこと。

NHKとパテック?

多少語弊があるのを覚悟で言うなら、

ロレックスは民放、パテックはNHK

みたいに思える。



ロレックスは質実剛健、無骨とは言うものの、

やはりスター性というか、一目を引く

意匠と話題性には事欠かない。

特に手元に集まってきたものを見ると、

色ベゼルやダイアルなどもあり、

だいぶハデに見えたりする。

いや、比べる相手の問題もよるが。

いずれにせよ、スポンサーが付いて

良くも悪くもきらびやかなイメージの

民放の番組と多々通じるのではないか。



一方パテックの方は、

グランドコンプリケーション系は

その複雑怪奇な機能・意匠と

天文学的な金額などでは

ハデで目を引くものの、

背景には伝統と技術の裏打ちがある。

そしてその真髄は、一番素で地味な

モデルにさえ息づき、オーラを放つ
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この中に全てが凝縮される深淵、小宇宙。

目と耳に入るしっとり感。

傍らにあって心が掻き乱されたり、

気が散ったりすることはない。

ふとチャンネルをつけた際、

今まさにNHKの番組に感じるのと似たこと。
(さすがにオーラ、深淵、小宇宙までは感じないかニヤリ



ゴタゴタ書いたが、よーするに

NHKの静かさが性に合ってきたように、

パテックの大人しさが性に合うと

感じるようになった、

ということで、このブログ記事も

パテのようにシンプルに凝縮した

表現を心掛けねばっグラサン❗️