近年日本の英語教育は迷走が続いています。
 
4技能、特にスピーキング力底上げをしようと
小学校からコミュニケーション重視のカリキュラムが導入されたものの
いまいち成果が見えていないだけでなく、英語力全体の低下を招く結果になってしまいました。
 
特に皺寄せが強く出ているのは中学の学校現場で、英語が苦手だという生徒達で溢れています。
 
令和5年度「英語教育実施状況調査」によると、英検3級相当以上の中学3年の割合は50・0%と
半数は英検3級に満たないレベルに留まっています。
 
なぜこのような状況になっているのか、
原因は複数存在するでしょうが一つは詰め込みすぎにあるように思えます。
 
近隣のアジア諸国のように高い英語力を、と理想ばかりに目がいっており
学習者の消化に対する測定が甘いように見受けられます。
 
そもそもたくさんのことを一度に教えても子ども達は消化できませんし
わからないまま新しいことを学ぶという負のサイクルが生まれるだけです。
 
 
英語多読アカデミアではこの辺りを特に慎重に捉えており
学習者が消化できる量・順番は何かを分析し
学習効率が上がるためのカリキュラムを綿密に計算しながら進めています。
 
 
ここでのポイントは複数ありますが
一つは取捨選択すること。
 
通常は、英単語に文法にと新しい知識をどんどん入れていきますが
当スクールでは英単語は後回しです。
 
少なくとも初級者の1年は
ORTに出てくる身の回りの簡単な英単語だけに絞ります。
 
そのかわりに注力するのは、文法活用です。
 
簡単な英単語だけを用いて、ターゲット文法に沿って言い回し徹底的に学びます。
またレッスンでは生徒自身がターゲット文法を実際に使えるまで練習します。
 
こちらは不規則動詞のレッスンマテリアル。
 
助動詞
 
接続詞
 
現在完了
 
このように進める過程で2年もあれば中学の英文法はマスターできますし
受動形、現在完了、関係代名詞などは多くの生徒が理解に苦しむ文法要素においても
問題なく消化できるようになります。
 
 
なぜこのようなことを実現できるかというと
生徒たちはターゲット文法が含まれた絵本大量に読んでいるという点です。
 
これが想像以上の力を生みます。
 
 
当たり前ですが、実際に文法が使われる場面では引き金となるきっかけがあります。
 
文法書に羅列してある短い例文では、
背景が見えないため理解しづらい部分がありますが
前後関係という補足情報が加わるだけで文法理解は飛躍的に進みます。
 
文法を実際に使えるレベルまでマスターすると、英検やテストの文法問題に強くなります。
また本のレベルに合わせ語彙力強化も入っていきますが
それまでの培った多読の力により、難易度が高い読解問題にもどんどん対応できるようになります。
 
 
「単語は後回し、文法も一つ一つ」などというと遠回りに見えますが
スピーキング力の向上においても英検取得においても、
初級者が行うには最も学習効率が高いルートの一つではないかと考えています。
 
 
多読学習に興味がある方は体験レッスンからどうぞ。
 
【お知らせ】
ORTとターゲット文法を活用した
多読指導法マスター講座の説明会が下記日程で開かれます。
 
11月1日(金)13:30-14:30
 
多読コーチングに興味がある先生方におかれましては、ぜひ一度お問い合わせくださいスター
 
 
 


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