旅の8日目は、まずサグラダファミリアへ。

ところが出かける直前に、息子が携帯電話をベランダから下のパティオに落としたという。

私たちの部屋は5階。無事のはずがない。

上から覗き込むと、下の方にポツンと携帯が転がっていた。

前は壁、周囲も閉じていて、どこから入っていいのかわからない。

そこで、別の場所にあるホテルのフロントに行き事情を話すと、何とか回収にトライしてみましょうとのこと。

私たちはサグラダファミリアの見学予約を入れていたので、ホテルの人に任せて時間に間に合うように出かけた。

私たちのアパートメントは、サグラダファミリアからすぐのところにある。

部屋の窓からも、受難のファサードの塔がちらりと見えている。

なので道路に出て歩くと、すぐにサグラダファミリアが見えてくるという、なんともうれしい場所。

サグラダファミリアにはすでにたくさんの観光客が詰めかけていたけど、時間指定だから大丈夫。ちょっと並んで、予約した誕生のファサードの塔に上って、サグラダファミリアの外観と内部も存分に堪能。

いったん引き返して携帯電話がどうなったか確認すると、ホテルのスタッフも、携帯電話を落としたパティオにどこから入れるのかがわからないという。

そこで彼が思いついたのは、手作りの重しに粘着テープをべたべた張り付けて、ひもで1階のパティオまで下し、携帯電話を粘着テープに張り付けて引き上げようという作戦。

これはいけるかも。

みんなでベランダだに出て、下を覗きながらかたずをのんで見守る中、スタッフの青年が慎重に重しを下ろし、うまいこと携帯電話の上に持っていくことができた。

それからゆっくり携帯電話の上にのせてテープに貼り付け、静かに引っ張り上げ始めた。

息をするのもはばかられるような中、無事に携帯電話を釣り上げた青年は満面の笑み。

やったね!

現地の修理ショップに持ち込むと、携帯の画面は割れていたけど、内部は大丈夫とのこと。急いで修理を頼んで、その夜には受け取れるということに。やれやれ。

午後からは町一番の繁華街グラシア通りにガウディの設計した個人邸宅を見に出かけた。

目当てはカサ・バトリョ。海の中をイメージしたようなユニークな建物。

「ガウディの個人邸宅を見学するならここがいいよ」と友人のペペに勧めてもらったところ。

その通りの不思議なワクワク感に満ちた家だった。

それから旧市街を散策し、メトロでアパートメントに戻って1日が終了。

おいしい夕食を作って、おいしいワインを飲んで、スペインの夜に乾杯!