最初にこの花に気がついたのは、高速道路の擁壁あたりに群生して、白い花を誇らしげに風に揺らせていたとき。
 
それから、ときどき道端などで元気よく咲いているのを見かけたりして、その花の花殻が、冬に作るリースの花材としても利用できるので、道端から取ってきて、いらなくなったものを庭にぽいと放り投げてみた。
 
というのも、その花殻に、小さな種のようなものがびっしり入っていたから。
 
ユリは、ゆりねという球根のような根っこがあるぐらいだから、球根で増えるとばかり思っていたら、このユリは種で増えるらしい。
 
で、しばらくしたら、種から芽がでて、それがぐんぐん育って、ちゃんとユリの花を咲かせてくれた。
 
すごいなー。
 
以来、毎年同じ場所にタカサゴユリが花を咲かせるようになった。
 
 
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普通の白いユリとそっくり。というか、白ユリってタカサゴユリのこと?
 
私にとって、白いユリはマリア様の花。
 
信者ではないけれど、カトリックの幼稚園に通っていて、毎日教会で礼拝があり、その祭壇にユリはよく飾られていたし、マリア様の絵のついたカードにも、いつもユリの花が一緒に描かれていたし。
 
同じ場所に花が咲くということは、実は地中には球根もあって、それが毎年育ちながら花を咲かせているのかな?
 
もし、種と球根のどちらでも花を咲かせることが出来るのだとしたら、それはとっても効率がいい仕組み。
 
なんにせよ、花殻から飛び散った種で芽を出したタカサゴユリが、ミカン森の定位置で、ちゃんと存在を主張している。
 
今年もユリの季節がやって来た。
 
白くて大きくて清楚なユリの花。
 
花を眺めながら、根っこがどうなっているのかなーなんて考えながらながめているところ。