夏休みが始まったというのに、昨日今日と冷たい雨が降り続いていて季節が逆戻りしてしまった感じ。せっかく鳴き始めたセミも鳴りを潜めてちょっと夏はお休み中。
 
ところで、この夏、鎌倉のギャラリー「そらにわ」にたくさんの風鈴や風鈴モビールを集めてみた。というのも、私は風が大好きで、その風を見たり聞いたりできるものが大好きなのだ。
 
たとえば、海に浮かんでいる時に、さざ波がザザーッと遠くから海面を走って、私の周りを揺らしながら通り過ぎていく様とか、木々の葉っぱが端からチラチラと揺れていく様とか。特に、鳥が羽を広げて風に乗って上昇しているときや、急下降して、自由に空を飛びまわっている様子なんかを見ると、うらやましくて仕方がない。
 
こうして、「あっ、風が見えてる!」と思うと、なんだかうきうきしてくる。
 
というわけで、風を見て風の音の聞けるものが身近にあるというのは、いつも風を感じることができて、風の谷のナウシカになったような気分になってくる(笑)。
 
今回の企画展で、風鈴やモビールを集めるとき、どうしても参加して欲しかった作家さんが山口あつ子さん。磁器で作られている風鈴モビールで、ちらりとwebで作品を見て一目ぼれした作家さん。
 
ところが、この作家さんはHPも持たず、ほとんど作品を世間に出していないので連絡先すらわからずに見つけるのが一苦労だった。ネットサーフィンを重ねて、ようやくこの人の作品を購入したという人のブログの記事を手がかりに、その人を介して作家さんを探し出すという大変なことに(汗)。
 
やっとこさ探し当てた山口さんの作品が、なんとかそらにわに並ぶことになりほんとに大喜びしてしまった。この山口さん、まだ、作家として活動をあまりしていないようなので、よけいに見つけるのが難しかった。
 
だけど、その作品の美しさや完成度はなかなかのもの。これを機に世間に出て行って欲しいなーと願うばかり。
 
真っ白の磁器で作られた薄い板をモチーフにカットして切り込みを入れたり模様をつけたり。輪っかの中にいくつかを下げて、風が吹きぬけるとそのモチーフが揺れてカランシャランと涼しく気持ちのいい音を響かせてくれる。
 
 
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送られてきたものをさっそくぶら下げてみると、美しいものばかりで大満足。こういうものがいろんな窓辺に吊り下げられるとほんとうにいいだろうなーと思わせるようなものばかり。
 
実は私もさっそくひとつゲットして、パソコンテーブルの上に枝を伸ばしたパキラの木にぶら下げてみた。小鳥が3羽吊り下げられた作品。
 
 
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暑くて寝苦しかった夜、天井近くの風通し窓を開けて寝たら、吹き込んでくる風に揺られて深夜のミカンハウスにカラカラン・・・シャラシャラン・・・と涼しくて優しい音が響いて子守唄のよう。すっかりいい気分になって眠ることができた。
 
暑い夏だからこそ、涼しい風を見たい聞いたりして楽しむ。これぞ日本人の繊細で豊かな情感の粋たるもの。
 
部屋にこもってエアコンをガンガンかけるんじゃなくて、耳や目で涼を味わうのもなかなかいいんじゃないかなー、なんて、エアコンなしのミカンハウス住人は思うのだった・・・。