昔の友だちが、表参道でイベントをやるというので出かけてみた。
健康と美容がテーマのイベント。デューク更家さんのウォーキングレッスンに参加し、表参道をみんなで歩いてみたり。

町はきらきらとイルミネーションが飾り付けられていて、そろそろ年末のホリデーシーズンを迎える華やいだ雰囲気になりつつある。
たくさんの美しいものがショーウィンドウに並び、おしゃれな服装の人たちが闊歩し、たくさんの人で賑わっている華やかな町。豊かな国・日本の顔がここにある。
ふと、かつての同潤館アパートに入ってみると、「そこんとこ なんとか ならんじゃろうか」というメッセージ展が行われていた。
何気なく入ってみると、パネルに詩のようなメッセージが、山口マオさんのユニークなイラストとともに書かれて、壁にずらりと飾ってあった。

これはグラフィックデザイナーの財津昌樹さんが、ライフワークとして行っている環境メッセージ展。財津さんが作った、2012年用の「トイレで知る・考える」カレンダーのお披露目と販売のために開いている個展だという。
原発、人との絆などなど、心にすっとしみるような言葉が並び、ついつい全部読んでしまった。財津さんに聞くと、もう長いことこうして環境や社会、政治について考えたことをカレンダーにして販売してきたのだという。
とくに環境の専門家でもないのに、こうして自分が気がついたことや調べたことなどで、他の人が考えるきっかけを作っていく活動をこつこつと続けている人がいる。
すごいなー。こういう人が世の中にたくさんいたら、日本はほんとうにすばらしい国になるだろう。
このカレンダーの中で「平井憲夫さん」という人のことがちらりと書いてあり、気になって検索して調べると、20年間も原発で仕事をしてきて、14年ほど前に癌で亡くなられた方のことだった。
「原発がどんなものか知ってほしい」と、原発で働いてきて、原発を知り尽くした立場から、平井さんが原発について語った真実の声が以下のサイトにあった。
ほんとに、知らなかった。知ろうとしなかった。そのつけが、今私たちに降りかかっている。
考えること。知ること。
そして行動すること。
表参道から原発に繋がった日曜日。ぼんやりと世の中を眺めていてはいけないなーとしみじみ。
世の中、考えることがたくさんある。