まだ都内に住んでいるときのこと。
 
子どもたちがまだ小学生のころ、近くの児童館によく遊びに行っていた。その児童館の横には小さな公園があって、そこに大人の背丈より大きなビワの木がはえていた。
 
ビワの木は、毎年、夏のころには黄色い実をつけていたけど、誰が食べるわけでもなく、しばらくするとぽたんぽたんと落ちているようだった。
 
そんなある日、息子が「この種を植えて育てたい」とビワの実を二つ持ち帰ってきた。
 
当時はマンション暮らしで、植物好きだった私は、5階のベランダに所狭しと植木鉢を並べていた。
 
さて、植えるのなら味見して・・・と、ちょっとかじってみたら酸っぱかった。このビワを植えても、甘くて美味しい実は生らないかも・・・なんて、大して期待もせず、植木鉢にビワの種を二つ植えてみた。
 
すると、すくすく芽が出て育ち始めた。植木鉢の中で30cmほどの背丈になったころ、葉山に引越しをした。
 
子どもの新学期に合わせて引越しをしたので、まだミカンハウスは完成していなくて、仮住まいの借家に10ヶ月ほど住むことになった。
 
ベランダに並べていた植木鉢を全部葉山に運んできて、借家の小さな庭に並べた。
その小さな庭は、持ち込んだ鉢植えのいろいろな植物で、ちょっとぎゅうぎゅう詰めという感じだった。
 
そしていよいよミカンハウスに引越しをするというときに、ちょっと殺風景だった庭の一角に、ビワの木を1本地植えして引越しした。「お世話になりました」って。
 
もう1本のビワの木は、植木鉢のままミカンハウスへやってきた。植木鉢なので、そんなにぐんぐんというわけではないけど、少しずつ鉢を大きくして、それに伴って少しずつ大きくなって、今年初めて実をつけた。
 
1mにも満たない小さな鉢植えのビワの木。初めて生った6個の実。甘くなるかなーとどきどきしながら見守って、完全に熟してから収穫した。
 
 
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いろいろな庭の収穫に混じって、ちょっと得意そうなビワの実。
 
あんまり大きくないし、酸っぱいかも・・・そう思って、おそるおそるかじってみたら、甘い!
 
びっくり。小さいけど、ちゃんとビワの味がするし、甘い。うれしい。
 
こうして実をつけるようになると、どこかに地植えしないとこれ以上大きくなれないなー。
 
でも、どこに?(もう、木を植える隙間なんて思いつかない・・・汗)
 
そうそう、仮住まいの庭に植えたビワの木、通りかかるとき道路から見ると、1階の屋根を越えそうなほど大きく育っていた。
 
こちらはたくさん実をつけたかも。地植えと鉢植えだとこんなに成長が違う。ミカンハウスのビワの木も、大きく育ててあげたいんだけど。