5月30日は私たち夫婦の結婚記念日だった。特に何をするわけでもないけど、記念日だから美味しいものでも食べに行こうかと話をしていて、ダンナの仕事の都合のついた今日のお昼、あこがれの銀座「哥利歐(ごりお)」というステーキハウスに出かけた。
 
とにかくこのお店、食べログのステーキ部門で一番人気。高級三田牛の炭火焼ステーキで他の追随を許さない有名店。
 
以前から一度行ってみたいとチェックしていたお店だ。それならさっさと行けばいいのにと思うけど、とにかく高い。アラカルトのステーキは4万円超から。前菜やスープなどを頼むと大体一人8万円~10万円ぐらいという、超のつく高級店でもある。
 
このお店は、新橋にある「麤皮(あらがわ)」というステーキハウスの分店。内装やメニューはほとんど同じだけど、評価は哥利歐のほうが少し高い。
 
で、庶民にはかなり敷居の高いお店だけど、口コミを見るとここのお肉が日本一美味しいとのこと。それならぜひ食べてみなければと、記念日ランチに出かけたというわけ。
 
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銀座といっても8丁目で、築地が近い辺り。小さなビルの1階にそのお店はあった。
 
ダンナに予約してもらっていたので、入ったとたん「**さま、お待ちしておりました」とベリーウエルカムなお出迎え。雨だったので「お足元が悪い中、ようこそおいでくださいました」と、ベテランマネージャーさんから丁寧に挨拶してもらった。
 
店内はテーブルが3つ。きちきちに詰めても10人も入らないぐらい。かなりの高級店なのに、店内はこじんまりとした昔ながらのビストロ風。
 
 
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お昼はアラカルトは選べず、ランチコースのみだとか。1万5千円ぐらいだったかな。
 
まず、小さなグラスにドライシェリー。けっこう辛口。牛筋だけで作ったというコンソメスープはドライシェリーで仕上げてあり、雑味のないすっきりとした味わい。それからほかほかのバゲット。これ広尾のフロインドリーブのパン。最後の焼き上げをこの店で行うので、焼きたてのパンが出てくる。ぱりぱりの皮が美味しい。
 
小鉢で出されるサラダには、この店自慢の時不知鮭の自家高温燻製サーモンが入っている。このサーモンがなんとも香り高くて美味。桜や樫のチップで燻すのだとか。
 
そしていよいよ真打登場。今日出してくれるステーキは、腰からお尻にかけてのランイチと呼ばれる筋肉部分の中のランプ。ランチタイムでは、どの肉が出てくるかはその日次第。
 
哥利歐で出される肉は、サーロイン、イチボ、ランプ、ヒレの4種類。中でも一頭の牛から、イチボとランプは4切れづつ。ヒレは6切れしか取れないという。
 
これを二人分ほどの大きな塊で焼いて、切り分けてくれる。焼き具合も10種類ほどあり、希望に応じて焼き分けてくれるという。で、私たちのステーキの焼き具合は、お肉にあった一番美味しい焼き具合でとオーダーした。
 
備長炭の炉で高温で焼いたランプ肉は、表面はかりっと香ばしく、中はふんわり柔らかくミディアムレアに焼き上げられていた。塊を切り分けて、たぶん一人分で200gぐらい。
 
普段はそんなにたくさんお肉は食べないんだけど、ここのランプはあっさりとジューシーで、塩と胡椒だけで味付けしてあるだけなのに、目からうろこの美味しさ。さしの入っていない赤身なのに、歯ごたえはあるものの柔らかいという不思議な舌触り。
 
うわさにたがわぬ肉の美味しさ。こんなの食べると、もうよそでステーキ食べられないかも・・・(汗)。
 
食べ終わって、思わず「おかわり!」って言いたくなった。後引くおいしさに、名残惜しい気分でコーヒーをいただき、ごちそうさま。
 
このコースで素晴らしかったのは、コンソメスープ、サーモンの燻製、そしてステーキ。そうそうパンも美味しかった。でも、サラダはしょぼかったし、ステーキに付け合せた野菜も普通。食後にコーヒーだけというのも物足りない。
 
ランチで1万5千円ほどというのは、かなりいい値段だと思うんだけど、きっとこれは肉だけの値段。だからマネージャーも「ランチコースはかなりお得ですよ」と自信満々だった。確かにアラカルトのステーキが4万円ほどだと思うと、格安ではあるけど。
 
あっ、これは庶民のコストパフォーマンスに対する感想。いいものにはお金をいくらでも払うというお金持ちの人なら、きっと違う感想を持つと思うけど。
 
そこで、私が考えるランチコースは、ドライシェリー、その日のスープ、野菜サラダ、サラダから取り出して別皿で出すサーモンの燻製薄切りの前菜、ステーキ、小さなシャーベットかアイスクリーム、コーヒー。
 
これぐらいの構成になっているなら、値段が高くても満足度は上がるはず。お肉の美味しさが半端ないので、コースをもっと洗練させれば、もっとお店の評価が上がると思うんだけど。
 
お店のマネージャーさんは、料理の説明やお肉の話など、にこやかに丁寧に対応してくれて、気さくでなかなかいい感じ。食後にはマネージャーとサービス係が二人して店の外まで見送りしてくれて、ちょっとVIPな気分。
 
特別な日でないと行けないようなお店。一度行って満足・・・となるはずが、他のお肉も食べていたいと更なる欲望が・・・。いつか宝くじが当たったら(また宝くじ!)、夜のディナーで値段を気にせず存分にお肉を食べてみたい・・・。
 
私、どっちかというとお肉は小食だったんだけど、美味しいお肉だったらたくさん食べられることが判明。思いのほか肉食女子なのね~。