近所に、「ポンナレット葉山の家」~カンボジア・ラオスに暮らす仲間たちを紹介します~という葉山芸術祭にエントリーしているオープンハウスがあるので、ダンナと一緒に出かけてみた。
 
シンプルながら、細部までよく考えられた造りの美しい家だなぁーと見回していると、中村好文氏の設計した家だという。そういえば伸び縮みするオリジナルの照明器具など、写真集で見た覚えがあった。
 
窓の外の景色まで借景として取り込んだ空間の中に、美しいカンボジアの絹織物がたくさん並べてあった。
 
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その中でも目を引いたのが、カイガラムシの殻で染めたという鮮やかなコーラルピンクのストールと柔らかな草色のバッグ。
 
このコーラルピンクのストールはkhmer silk villagesで織られたもの。もともとは貧しくて現金収入がなかった村に、NPOの援助で草木染の絹織物工房が作られ、そこで仕事をするようになって、村人はようやく出稼ぎせずに、家族揃って暮らすことができるようになったらしい。
 
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ここの品物を買うことが、村の人たちの生活を支援することにもなる。
 
支援という意味だけでなく、このコーラルピンクのストール、色も気に入ったし、絹織物特有の艶や織りの文様の美しさも私好み。首の回りにかけると、ぴたっと肌に吸い付いてくるような柔らかいなじみのよさも魅力。品質も文句なくいい。
 
そこで、ダンナに、実はホワイトデーのお返しをもらっていなかったことを思い出させて、これをプレゼントしてもらうことにした。パパ、ありがとう!
 
柔らかな草色のバッグはCYK(Caring for young Khmer)で作られたもの。ここは、1980年にタイのカンボジア難民キャンプで保育活動を開始。今日まで保育事業と女性の経済的自立、伝統文化復興のために地道に活動している。タケオ州の織物訓練センターでは寄宿生に草木染めの絹絣の指導をしている。絹絣の技術の高さはカンボジアの中でも群を抜いて素晴らしく、イギリスの美術館にも展示されているらしい。
 
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絹のバッグなので柔らかくて、形も小さくたためるし、思いのほかたくさんモノも入れることができそう。草木染の淡い草色もなんとも素敵。
 
かばんを開けて中を見ると、中に写真のついた小さな札が入っていた。
 
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ヴォーン・ニットさん。笑顔のかわいい23歳の女の子が織ったバッグ。このバッグの売り上げが、カンボジア女性の自立の手助けとなる。
 
デザインも気に入ったし、さっきはストールを作った団体をダンナが支援したことになるので、今度は私。というわけで、ヴォーン・ニットさんが作った絹のバッグは私が購入し、CYKを支援することに。
 
こうして、買い物することで誰かの手助けになるというのは、お金を使う側も気分がいい。
 
素敵なものを2つも手に入れて、ルンルン気分。夜、横浜にお寿司を食べに出かけたんだけど、さっそくこのカンボジアのバッグとストールを持って出かけた。
 
美しいものを身に着けると、晴れやかな気分になってくる。