全国の伊達直人さんが、日本中のいたるところで児童施設に暮らす子どものためにランドセルや学用品を贈っている。
たった一人の小さな行動が、ニュースになったのをきっかに、波紋を広げて漣のように日本中へ広がっていった。誰かを助けたい、誰かの役に立ちたいというひとたちが、たくさん散らばっていたんだなーと、なんだか心がほっこりしてくる冬の日々。
たまたま足を伸ばして、いつもは行かない町のスーパーにいったら、地域の環境や福祉関係で活動しているNPOやグループの活動を支援する「幸せの黄色いレシートキャンペーン」というのを見つけた。

最近は大手であれば、どこのスーパーも何らかの環境や地域貢献事業をやっているんだけど、この寄付の仕方はちょっと面白いなと思って、思わずしげしげと見入ってしまった。
毎月決まった日に使用される黄色いレシートを、自分の支援したいと思うグループや団体の箱にいれておくと、集まったレシート金額の1%に当たる金額相当の希望の品物が贈られるという仕組み。
支援を受ける先として、けっこうたくさんのグループがエントリーしていて、それがみんな地元で活動しているところばかり。地元の自然環境にかかわる活動、障害者の自立支援、老人の見守り、子どもたちの野外活動などなど。
グループ名と活動内容も記載したプレートが付いているので、こういうことを支援したいという、自分の気持ちに合うものが見つけられるし、こんな活動をしているグループがいるということを知るきっかけにもなる。
これがこのスーパーの全国の店舗で行われていて、それぞれの地域で買い物客による支援を活動団体につないでいるかと思うと、なかなかうまい活動だなと思えてにんまりしてしまった。
きっと、この黄色いレシートの日に買い物することがあったら、必ずこのスーパーに行こうと思う人はたくさんいるはず。
私は別の大手スーパー系列のクレジットカードをメインでつかっているけど、それは利用額の0.5%が自分の支援したい環境活動に寄付される仕組みになっているから。私の指定している支援先は「地球温暖化を抑える」研究活動をしているグループ。
これも毎年1回利用額による寄付金額についての明細が送られてきて、何気なく買い物しているだけなのに、毎年けっこうまとまった額で寄付していることになっていて、ちょっといい気分。
ほんとは、もっと汗をかかなきゃいけないところだけど、こうした仕組みを利用しての寄付や、災害などへの寄付、ネット募金、また何かの目的のための署名活動などが、私の日常的な募金(?)活動。
欧米では、ボランティアで困っている人たちのために何かをやることは、社会人として当たり前の義務のようで、少し住んでいたイギリスでも、みんな定期的にどこかの施設などへ手助けに出かけたり、バザーなどをやって資金を集めて寄付したりと、子どもから大人まで盛んに活動していた。
一方で、日本では人のために何かをやるということを身につける機会が少ないような気がしていた。たぶん、いろんなことに忙しすぎるからかもしれない。子どもたちも、学校が終わっても塾やお稽古が忙しくて、ほかの事なんてできそうにない。
人のために何かやるという体験をせずに大人になると、人のことを思いやることを忘れてしまうんじゃないかとちょっと不安になってくる。もし、自分だったら・・・と想像してみることが、とっても大事なような気がする。
こうして、日本にだって支援すべきところを見つけて寄付をするという土壌は十分にあるのだから、お金だけでなく、自分の時間と能力を少しだけ、手助けの必要なところに使うことができるようになれば、もっともっと風通しのいい社会になるんだろうな。