朝起きると、真っ青な空が広がっていた。
いよいよピラミッドデー。この青空に、大きなピラミッドはよく映える。
江戸時代に、このピラミッドの前に立った日本人がいる。まったく違う文明の姿に、どんなに驚いたことだろう。
わかっていても、ピラミッドの前に立つと、妙に感動してしまう。5000年の時間を積み上げたピラミッドの大きな姿。
人は、こんなにも大きなものを作り上げる力がある。
クフ王のピラミッドの中に入った。外の写真はOKだけど、中の撮影は禁止。
中腰になり、どんどんピラミッドの中心を目指す。
どろんとよどんだ生ぬるい空気の充満した、ピラミッドの中の空っぽの玄室。あまりの暑さに気分が悪くなりそう。
ピラミッド前の広場で、物売りの青年がツタンカーメン、猫、ネフェルタリ女王の像を3個セットで売りに来た。いらないといっても引き下がらない。
そういえば、息子のお土産リクエストはツタンカーメンなどの置物の像。ちょうどいいかも。3分の2ぐらいの値段に値切って交渉成立。
次に向かったのは、3つのピラミッドの見える場所。ここでラクダに乗って砂漠の散歩。
ラクダってずいぶん背が高い。足が長いので乗り降りで足を曲げるとかなり体が傾いて落ちそうになってしまう。
ラクダの顔をよく見ると面白い。なんだかすまし顔にも見える。口角が上がっていて、いつも微笑んでいる感じ。

ラクダを降りて、スフィンクスの場所へ。どこも結構離れているので、移動はバス。同じピラミッドエリアなのに。それだけ、構造物が大きいということ。それに真夏の暑さ。35℃だって。
ランチをシーフードレストランで食べてから、カイロの考古学博物館へ。
ここは恐ろしいほどの大混雑。エジプトの遺跡出土物は世界の宝物ということ。世界中の人が押しかけて、館内には聴いたこともないような言葉が飛び交っている。
ここも館内撮影禁止。なかではツタンカーメンの墓から出てきた宝物をはじめ、さまざまな出土品がずらりと並べられている。
よく考えると、ぜんぶお墓から出てきたものばかり。そう思ってみると、ちょっと背筋がぞくぞくするものもあったりして。
別料金のミイラ室へも入り、ラムセス二世ら歴代王のミイラを見てから外に出ると真っ暗。
それから本物のパピルス(偽者を売っているところが多い)の買えるギャラリーへ行って、お気に入りの1枚を購入し、街角の小さな店でお菓子を買い、カイロ駅へ。
この夜は寝台特急のナイルエキスプレスに乗って南を目指す予定。
時間を見計らって駅に行ったけど、電車は来ない。この国の電車も時間通り動かないらしい。
結局、出発予定時間から1時間半すぎてようやく電車がやってきた。
この日も長い1日だった。おかげで夜がぐっすり眠れる。それだけはありがたいけど(汗)。