ちょっと動くと滝汗の出るような蒸し暑い日。そんな気候でも、季節は巡って今夜は中秋の名月。
日が暮れる前から、まん丸で大きな白い月が空に見えていた。
お月見ならススキとお団子。そう思って、夕方ククと一緒にススキ探しの散歩。ところが、どこにもススキがない。ススキの草だけはけっこう生えているんだけど、穂が出てない。
例年なら、この時期、ちゃんとススキの穂が出てるのに・・・。やっぱりまだ夏よね。この暑さ。
ぐるぐる探し回ってススキの穂が見つけられず、がっくりと家へ帰る途中の空き地で、一面のネコじゃらしの穂が、夕暮れのかすかな明りに銀色に光って揺れていた。
とってもきれい。そうだ、この銀色に光っている穂を飾ろう。
家に戻り、夕食の準備と平行してお団子作り。やっぱり月といえばうさぎ。うさぎのお団子。耳は焼いた金串、目は食紅で。

あんこがないから、みたらし団子のタレを作った。
満月と、ネコじゃらしの穂と、うさぎの団子。
お月様の銀の光を浴びて、うさぎたちがお皿の上でぴょんぴょん跳ねる。
お月様は、ずーっとずーっと遠い空の上から、静かに笑ってみてた。