ふと、外を見ると空がびかびかと光っていた。
 
光るたびに雲の形がむくむくとシルエットで浮かび上がる。
 
「未知との遭遇」みたいに、雲の中からUFOが出てくるのかも。
 
いや、それとも米軍基地でなにか起こったのかな。
 
 
まぶしく、不気味に光る夜の空。物語の始まりのよう。
 
辺りには秋の虫の声が響き渡っている。頭上を見上げると、星がいくつか冷たくまたたいていた。
 
音はしないけど、やっぱり雷?
 
音がないなら、あれは光雲。