昨日、庭の見回りをしていたら、ユズの木の枝の上に、それは立派なカミキリムシがいた。はねがつやつやと黒光りして、白いまだら模様、長いひげの青と黒のしましまがなかなかおしゃれ。
庭で遊んでいるのね~と思って、枝を見ると木の皮が食べられて、白い幹が露出している。「ひょっとして、この子が齧ったのかな」と、周囲を見るとシラカバの幹の上のほうの皮も齧られている様子。
そういえば、昨年、木の根元に穴を開けられて株立ちのエゴノキの2本が枯れてしまったのもカミキリムシの仕業だった!
あわてて、周囲の木の根元を見るとオリーブの木の根元に木屑が!
あーっ、やっぱりこの子の仕業だ! ちょっと怖かったけど、あわててむんずと捕まえて、ビニール袋に入れて口を縛っておいた。
この子どうしようかなーと思いながら、ククと海まで散歩に行き、帰ってきてカミキリムシの様子を見に行くと・・・私の近づく気配を感じてキュンキュンと泣き始めた。鳴いているんじゃなくて、まさしく泣いている。
庭に、か細くカミキリムシの泣き声が・・・。キュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュン・・・・・・・・・。
これって、ククが何かして欲しい時に出す声と似ている。ちょっと情けなくて、哀れを誘うような、そんな泣き声。
わかったわかった、ちょっと待って。あわててカミキリムシの入った袋を持ち、もう一度ククを連れて今度は山へ。
踏み込むことも不可能なほど木と草が生い茂った山のふもとの草っ原でカミキリムシを解放した。

袋を開けると、今まで泣いていた様子とは一変して、のしのしと出てきたカミキリムシ。なんかすごく貫禄がある。うーん、あのか細い泣き声は演技だったの?
カミキリムシにぴったりの棲家はどこだろう。とりあえず、あの密集して木が生い茂った荒れた山をすっきりさせてね。
ミカン森には二度と来ないように! それだけ言い聞かせてさよならしてきたけど。