久し振りにスタンドアップパドルボードで海に出た。
 
穏やかな海。辺りは銀色に包まれて、空と海面の境目があいまいに溶け合っていた。
 
男子2人と私。男子はガシガシ漕いで、ずんずん沖のほうへと進んでいく。
 
イメージ 1
 
いつの間にか、すっかり遅れてしまって海の上を一人旅。
 
ときどき仲間が振り返っては、パドルを緩めて追いつくのを待っていてくれるので、ひたすら漕ぎ進む。
 
だんだん背中が暑くなってくる。
 
大きなエンジン音を響かせて、漁船が横切っていく。
 
なめらかに現れるのはシーカヤック。アメンボのように滑る。
 
しげしげと私たちを眺めて、「なんか不思議な光景ですね」。
 
シーカヤック乗りが言葉をおいて、ツィーと通り過ぎていく。
 
いつものブイを見ると、はーちゃんはいない。
 
シュノーケルに出かける岩礁をくるりと回り、ボードに立ったままソラスズメダイやウツボを眺める。
 
海は静かにゆうらゆうらとうねって、そのすぐ下で小魚がざわざわと波を立てている。
 
汗をかきながらロングパドリングを終えたとき、海に飛び込めばよかったとちょっと後悔。
 
ひんやりとした海の水を思いながら、ボードを抱えて浜辺を歩いた。