お日様の光がまぶしくなってきて、野原や森の植物がもくもくと茂り始めるころ、道ばたや空き地のヨモギもぐんぐんと背丈を伸ばして、天をつく勢いで茂ってくる。
 
その穂先の柔らかそうな葉っぱが、風にひらひらして、裏側の銀色がおいでおいでと手招きしているよう。
 
それじゃぁと、ククと散歩の途中で上だけツンツン摘み取って持ち帰り、洗ってさっと塩茹、水にさらしたものを刻んでみた。
 
茹で時間を短くしたので、すごく香りが残っていてキッチン中がヨモギの匂い。いい匂い。
 
これをペースト状にして、多めにパン生地に混ぜてあんこを包み、あんぱんを焼いてみた。
 
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これって春、春というより初夏の野原の匂い。
 
穂先はあんまりアクもないし、これぐらいさっと茹でた方が香りが残っていいのね。
 
ヨモギ色のヨモギあんぱん、初夏の野原の味がする。