カナダ出身のグレゴリー・コルベールによる、写真、映像、書簡小説のインスタレーションが"ashes and snow"。これは少し前に東京にもやってきたエキシビジョンで、移動式美術館「ノマディック美術館」として話題になった。
 
人間と動物が共有する詩的な感性を、映像に綴った作品を、雨の降る午後にBEACHのスタジオで見る機会があった。
 
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アンバーな色調の、静かな映像の中で、人と動物がまるで呼吸を合わせるかのように共に寄り添い、共に踊る。
 
地球の鼓動の中で、同じ生き物として存在する人と野生動物。心を広げて繋がって、受け入れて、地球の一部となる。
 
映像の中の世界が、まるで自分の目の前で起こっていることのように感じられる不思議。
 
種を超えた生き物の魂と魂が、静かに触れ合い馴染み合って、暖かな絆が結ばれていく。
 
いつしか、自分と他者の垣根が外れて、自分も地球の一部となる。
 
見ているうちに、何となくそんな思いが心を満たしてくる。
 
よく知っている感覚。そう、いつも感じていること。よりそう動物の体の温かな体温。お日様の匂い。風のささやき。波の音、砂の熱さ。
 
どれもこれも、映像の中で、登場人物や動物たちと共に感じたこと。
 
こういう映像は大好き。そこには、神々しいほどの平穏が満ち満ちていた。