気持ちよく晴れ渡った春の日。
いよいよ娘の中学校の卒業式。あっという間の中学校の3年間。これでいよいよ9年間の義務教育が終わる。

この町に引っ越してきた時は、娘は小学校の5年生になるところだった。
都内の小学校に仲良しの友達がいて、転校してうまくみんなと馴染めるかどうか心配だったあの頃。思いのほか早くに友達ができて安心したけれど、この時期からの女の子の人間関係はかなり複雑で、うまく行ったり行かなかったり。
いろんなことがあって、そのたびはらはらしたり、やきもきしたり。
今は5人の仲良しがいて、「今夜はみんなと一緒の最後の日だから」と、名残惜しく、くっついている様子。なかなか帰ってこなくて、ちょっと心配。
のんびり屋の娘の高校受験も終わり、4月からは私立の高校に通うことになった。これから娘の前にはどんな未来が広がっているんだろう。
一歩一歩、マイペースで階段を上がっていく娘。有名人にもお金持ちにもならなくていいから、穏やかに幸せな道を歩いていって欲しい。
自分のやりたいことを見つけて、大人になったらちゃんと自立して、自分のことに自分で責任のとれるような人になって欲しい。
いつの間にか、私と同じ背丈になっている娘を見ながら、ただただ幸せな時間がたくさんありますようにと願うばかり。
自分を磨いて素敵な女性に、いや素敵な人間になって欲しいし、娘の歩いていく時代が、豊かで平穏でありますように。
そういう未来を子どもたちに手渡すために、私たちはまだまだがんばって、世の中へと視線を向け続けなければいけない。
卒業や入学という人生の節目に、その人生に思いを馳せる。ふと目があった娘の笑顔が、ちょっとまぶしい。