外を見ると、窓から見える家のガラスにまぶしい夕日が反射しているのが見えた。
さぁ、クク会長、出発!
と、がんばって行ったんだけど、ついたらお日様の最後のかけらが海の向こうに消えていくところ。
ゆるゆると静かに光が消えていく。薄赤く、暗く。

ちょっと遅かった、と思いながら渚を歩いていると・・・
見つけた!

天然ワカメ。
荒々しく押し寄せる波に、根こそぎ引っこ抜かれて浜辺に打ち上げられたワカメ
歩いていくと、いくつも。
ああ、この季節が巡ってきた。
春浅き海辺の波間に揺れながら、「春が来るよ!春が来るよ」とささやいている。