空を見上げると、もくもくした黒っぽい雲が、西の空を覆っていた。
その雲と海との間にオレンジ色の空の帯。
もうすぐ、この隙間に夕日が下りてくる。
ククと急いで海に行くと、今日はたくさんのカメラマン。日曜日だった。
赤く染まった隙間を見つめていると、やがて黄金色に輝く夕日がピカーッと顔を出した。

アマテラス大神が天岩戸を開けたときの、最初の光もこんな風だったのかな。
大きな岩の上に陣取って、夕日を眺めている人たち。
きっと特等席。
夕日はみんなの視線を集めながら、ゆうらりゆらり静かに海に落ちていく。