昨日は寒冷前線の通過に伴って、強い風がビュービューゴウゴウと吹き荒れた。
そんな風と荒れた波に吹き寄せられて、葉山・芝崎のナチュラルリザーブにとんでもない漂着物が!


三浦半島の先端近く、城ヶ島沖を航行中だった大型の台船と引き船のワイヤーが切れて、台船は漂流し、18km離れた葉山・芝崎の岩礁に座礁してしまったらしい。
座礁は昨日のことだったけど、さっそく今朝様子を見に行くと、今日もまだ風が吹いて海は大荒れ。白い波しぶきの向こうに見える台船の上では、たくさんの人影がウロウロしているのが見えた。


あんなに風がひどくて大荒れの天気の日に航行している船があるというのも驚きだが、なんといっても一番気になったのは座礁した場所がナチュラルリザーブだということ。
芝崎というと、まったく手を加えない自然の海辺を保護して残してある場所で、私がシュノーケリングをしている一番のお気に入りの場所。
ちょうど台船が乗り上げている辺りの海底はよく知っている。所々深みはあるものの、満ち潮でも深さは1~2mやそこらしかない浅瀬の多い岩場だ。
岩に囲まれたプールのようなところで、波の影響もなく、クサフグや稚魚が群れになってたくさん泳ぎまわっていた。岩の隙間には、ウニをはじめいろんな貝類がたくさん固まって生息していた。
そもそも葉山には大きな港がないので、仕事をする船はあまり見かけない。船の形が珍しいし、大きさがものすごい。この町におそろしく不釣合いな船が突然現れたという感じ。
この台船を撤去するのに、どういう方法がとられて、どれだけのダメージを岩礁に与えるのか。また、どれだけの時間がかかるのか。
今のところ乗員の怪我や油漏れなどは報告されていないけど、保護区域なだけに、生態系に与えるダメージがすごく心配される事故だ。
それにしても、波や風の力はすごい。こんな巨大なものをこんな浅瀬まで軽々と運んできてしまうのだ。海好きの私としても、常に波や風には敬意を払って付き合っていかなきゃと、台船を見ながら肝に命じた。
次のシーズン、芝崎にシュノーケリングに行ったら、海底はどんな様子に変わっているんだろう・・・。