まぶしい日差しが降り注ぎ、海も濃い藍色に輝いている。デッキの向こうのヤナギの枝がさわさわ揺れているけど、気になるほどじゃない。
秋は海がいいらしい。しかも台風後の海はおもしろいとか。やっぱりシュノーケリングかな。
というわけで、BEACHで私と1、2を争うシュノーケリング好きのOさんに電話をして、ちょっと海の中を覗いてみることにした。
さっそく約束の時間にBEACHに出かけると、スタッフが「今日は海が荒れていて濁っているから、シュノーケリングのツアーも中止になりましたよ」と心配顔。
さらにインストラクターのIさんも「今日は濁ってて無理でしょう」と言いつつ、海を見に行ってくれた。
ウエットスーツに着替えて、浜辺に出てみると、いつもは穏やかな海に、白波が立っている。


いつもはいないサーファーが、たくさん海に浮かんでいる。みんな嗅覚がするどい。波の匂いを嗅ぎ付けてわらわらと集ってくる。
これはシュノーケリングは無理かも。
とりあえず、波のない一色海岸の防波堤側に潜ってみた。
潜ってみたけど、前も後ろもわからないほど濁っている。何も見えない。砂を巻き上げて、薄緑のきな粉ドリンクのような色をした海。
見ていると、ボラが時々水面で見事なジャンプを見せてくれる。でも、水中では魚の影さえ見えない。こんな日もある。ただ、海に浮かんでいるだけでも気持いいのでよしとしよう。
もうお魚を見るのは途中であきらめて、シュノーケルマスクとフィンをはずし、オーシャンスイムへ切り替えた。潜っても前が見えないから、顔上げクロールと平泳ぎで行ったり来たり。
相変わらず、波はざぶんざぶんと打ち寄せてきている。潮があげてきているようだった。
ビーチで休憩していると、白髪の女性がビキニを着て出てきた。近所の人かな。よく見ると、髪の毛は薄い紫に染めておしゃれな感じ。水着はロキシー。
ビキニじゃもう水は冷たいと思うけど、入って泳いだりしている。挨拶して一言二言言葉を交わしたけど、なんかかっこいいなー。
おばあちゃんになっても、ビキニを着て、一人で海で颯爽と泳げるような女性になれたらいいなー。