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透明のガラスに、サクラ貝のピンクと、空の雲の白。それぞれの小さなかけらが舞い散っていた。

風に舞う花吹雪のような景色。

清らかで美しいガラス。

フレームの中で、幸福の小さなかけらのひとつひとつが、さらさらと幸せのシャワーのように降り注いでいる。

若い友人の、結婚のお祝いに作ったフォトフレームだ。

中に入れたカードは「ちいさな木ぼりのおひゃくしょうさん」(アリス・ダルグリーシュ作)という絵本のポストカード。

これは、幼かった子供たちに読み聞かせしていた絵本の1冊で、ささやかに、幸せに暮らすおひゃくしょうさんとおかみさんの物語。

でも、この絵本のすばらしさは、物語だけでなく、ポーランドの織物作家でもあったアニタ・ロベールの挿絵のすばらしさ。

すべてのページが、手の込んだデザイン画のような美しい絵でつづられていて、どのページも、それだけで完結した作品として楽しめる美術書でもある。

この物語の2人が幸せだったように、新しいカップルの上にも、幸せのシャワーが降り注ぎますように。