上野の精養軒というと明治5年の創業、もう100年以上も営業している純フランス料理のレストラン。不忍池を見下ろすローケーションのよさも手伝って、日本の西洋料理草分けのレストランとして人気がある。

このレストランが、実は東大病院入院棟の最上階、15階でスカイレストランとしてオープンしている。レストランの窓からは、ちょうど不忍池と緑の中にレストラン本店を見渡すことが出来る。
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この歴史あるレストランが、病院とどんなコラボをしているんだろう。興味しんしんで訪れてみると、メニューはほぼ本店と同じ本格的なフレンチから、絶大な人気を誇るハヤシライスのような洋食、さらにそばなどの軽いメニューも用意されている。

レストラン入り口にはメニューの食品サンプルが並んでいる。この分りやすさが病院のレストランという感じかな。しかし、中に入ると、サービスは本店と同じようなクラシカルな感じ。

私が選んだのはエビフライ。入り口の食品サンプルを覗き込んでいる時、おいしそうでつやつやしたエビフライとしっかり目が合ってしまったのだ。

運ばれてきたエビフライは、大きくて美しく背筋を伸ばした正統派という感じ。ナイフを入れると、さくっと揚がった衣の中から、ぷりぷりしたエビの身が出てきた。タルタルソースに絡めて食べるとこれぞエビフライの中のエビフライという感じ。美味しい。
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ダンナは1番人気のハヤシライス。普通のハヤシライスとは一味違う濃厚でクリーミィーなソース。やはり、家で食べるハヤシライスとは全然違う上等な味わい。
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最後に、病院のレストランだから、味付けを変えているのかどうか聞いてみた。

すると、支配人らしき人が「出店する時に、病院から病院食堂のような味にしないでくださいとリクエストされたんですよ」とにっこり。なので、ベースになるデミグラスなどの味は本店と同じだとか。

15階からの上野界隈の眺めはなかなかのもの。ちょっと襟を正して食べる正しい西洋料理は、期待を裏切らない味だった。