昨夜、目黒の雅叙園で開催された「ニッポン食堂」というイベントに仕事つながりで出かけた。
ニッポン食堂HPはここ→http://www.nippon-syokudou.com/op/partners.html

これは、単なるグルメイベントではなく、昼間はこだわった食材を生み出している生産者や料理関係者の講演や販売会、夜は、1万円のチケットで、ほんとうに吟味された食材を、一流の料理人が料理し、料理に関心の高い人たちが食べるというイベントだ。

大人の食育というスタンスで行われているもので、今回で3回目。特別ゲストにテレビでおなじみの服部幸應さんや四川飯店の陳健一さんらがやってきて、東西対決というスタイルで、東日本、西日本の有名料理人による料理対決スタイルというのも、なかなかおもしろそう。
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食いしん坊の私は、日ごろは食べられないような素材や敷居の高い料理店のシェフの料理というだけで、もう全身胃袋という状態で参戦したのだった。

感動したのは、四川飯店のブースで、陳健一さんがマーボーナスを作ってくれたこと。いちばん前でカメラを構えていたので、目の前で繰り広げられる料理の手わざはもう芸術品のよう。滑らかでスムーズで、あっという間に一品出来てしまった。それを後ろから服部さんが覗き込んでいて、まるで、かつて大好きだった「料理の鉄人(TV番組)」のワンシーンのようだった。
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会場は料理のいいにおいにつられて、参加者がそれぞれのブースの前に列を作り、目の前で腕を振るう料理人作り出す一皿に見とれながら、口福=幸福なひと時を過ごしている。
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出されるワインも、ビールも、本当に味がよくてするすると飲める(そんなにたくさん飲んだわけではないんだけど・・・)。お料理も、素材そのものの味がきちんとして、野菜などほとんど生でも甘くておいしい。肉もしっかりとした旨みが詰まっている感じ。

そうか、世の中にはこんな味があったのねと、あらためてしみじみ。単に高級というわけではなく、手をかけて丁寧に作られた上質のもの。値段で品物をえらんではいけないのだ。高いものにはそれだけの価値と高いだけの理由がある。

どれもこれもおいしくて、やはり料理の良し悪しは素材で決まりね、などとプロのようなことをふと考えたりした。とにかく全品制覇を狙ったのだが、なかなか行列に阻まれてそういうわけにもいかず、いくつかのメニューは食べそびれ、後ろ髪を惹かれるような思いで帰途についたのだった。

そうそう、食べるだけでなく、スポンサー企業のイベントとしてエスビーのブースではオリジナル七味作りができたり、中沢のチーズやクリームが格安で買えたりしたのも楽しかった。
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ところで、ものすごい食材と、豪華な料理人と大きなイベント会場・・・。主催者に収支を聞いてみたら、やっぱり赤字とのこと。でも、こういうイベントも続けて育てていくことが大切だとか。

服部さんの話でも、自給率が40%しかない日本は、先進国の中でも最下位とのこと。東京に限って言えば自給率1%、大阪で2%、神奈川が3%、北海道は200%だとか。こういう中で、本当に安心して食べられる、おいしいものを作るためにはどうすればいいのか。

日本の食は、いろんな課題を抱えてさまよっている。わたしも、これから食べ物を扱うときには、そういうことを少し考えてみよう。