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ククを留守番させて、初めての旅。丸々3日間、寂しがらないかな、大丈夫かなと不安を抱えて出かけのだった。

で、最初の夜シッターさんに電話をすると「朝、行ったときには、ククちゃん毛布をかぶってソファーでぐっすり寝ていました。ソファーの隣に座るまで、私が家に入ったことも気がつきませんでした」。そうか・・・番犬にはならないタイプなのね。

で、一日お利口にすごしていたのだけど、どうも誰もいないときにおやつのビスケットを見つけて食べてしまったらしく、その袋がハウスから出てきたとか。というわで、おなかいっぱいで夕食は食べなかったとか。

これは時々留守の時にはやっていたので、つまりいつもどおり「悪者クク」になっていたということ。ま、そのぐらいのびのびしているならと安心して連絡もしなかったのだが、最終日、帰りの高速で渋滞に巻き込まれているとシッターさんから電話が。

最後の訪問を終えての報告だった。トータルするとまずまずお利口にすごしていたらしい。ただ、最終日の夜家に行くと、プーさんと毛糸球人形がばらばらにされていたという。近くに転がっていたミッキーは無事だったとか。それに、入っちゃいけないキッチンにも入り込んだ形跡があるとか。なので、入れないようにガードしておいたとのこと。

これって、やっぱりホームアローン? 

その報告をした後で、「今回のお留守番を成功させるために、家に戻ったとき、ククちゃんが落ち着くまで目もあわせずに、知らん振りして振舞ってください」と言われた。

なぜ?なぜ? 家に帰ったら思い切りハグハグしてかわいがろうと思っていたのに・・。とにかく帰ったときの飼い主の態度が重要なのだとか。お留守番が特別のことで、とても大変なことやったんだとワンコに思わせないためにも、飼い主は毅然と落ち着いた態度で接しなければいけないのだとか。

なんだか、わかったようなわからないような感じだったけど。いずれ長期で預けることもありそうだし、お留守番が上手な子にしたいので承諾して、みんなにその心構えをするように伝えて、夜中の12時過ぎに家に戻った。

すると、ククは待ち構えていたかのように飛び出してきて、家族にまとわりついて大喜び。もう抱っこしたくてたまらないのに、そしらぬ顔をして荷物の搬入をした。ククは肩透かしを食らったような顔をしてきょとんとしている。

そっと横目でククの顔を盗み見ると、「いつもは一緒に喜んでくれるのに・・・」という感じ。あーん、ククちゃんごめんねー。しばらくして、いつもどおりのククに戻ったので、ようやくなでなでしたりハグハグしたり。

次の日は、いつもどおりに生活に戻ったんだけど、フードを食べない。なぜだかわからない。どうしたのクク? いつもと違うククに私たちははらはら。シッターさんに電話してみようかとも思ったけど、フード以外はごく普通。うーん、知らない間に盗み食いをしたのか・・・。それとも、お留守番がつらくて食欲をなくしたのか・・・。

夕方の散歩からの帰り、シッターさんに出会った。そこでククの様子を話すと、心配要りませんよとのこと。そんなときは無理やり食べさせずフードを下げてくださいとのこと。そして、お出かけから家に戻ったときに一緒になって喜ばないわけを聞いたら、そういうとき尻尾を振って大喜びするのはワンコの部下の習性なのだとか。

毅然と態度を変えずにいるのがボスだということだ。というわけで、いつも家に戻るたびに大喜びしていた私たちは、ワンコの部下の態度だった。ワンコは集団の中での自分のポジションがきちんとしていると安心するのだとか。家族のなかで一番下に自分がいるということがわかれば、安心するし一番うまくいくらしい。

ククは散歩に行くとき、家から離れるのを嫌がることが多かった。それは、家の中は部下ばっかりだから自分がボスにならなきゃ、家を守らなきゃという思いで、家から離れるのを嫌がっていたのだとか。一方、きちんとボスがいるという認識のワンコの場合、お散歩に出かけても、外で急に駆け出したりもせず、リードなしでもどこまでもちゃんと安心してついてくるのだとか。

そうか、我が家では、誰もククのボスになっていなかった。だからあんな気弱で心優しいククが、自分がボスにならなきゃという気になっていたのだ。本来なら、いいボスがいて僕は安心だよというポジションでなきゃいけなのにね。

それなら、いいボスになれるように、ママがんばるよと思っていたら、「俺がボスになる」とダンナ。「何いってるの、私がボスよ」と、我が家はどこぞのサル山のように、し烈なボス争いに突入しそうな気配なのである・・・。