田園調布の夕日 思いがけず仕事が早くきりがついたので、夕日のころにオフィスを出た。 電車の駅へ向かう途中、丘の上から見渡した夕日は、森の向こうの木立へと落ちていっていた。 いつも見慣れた、海へ落ちる夕日とおんなじ。 大きくて、オレンジ色がじわじわと燃えている。 駅のホームから、今通り抜けてきた森を振り返ると、ぼわぼわとブラシのように枝を広げた木に、たくさんのカラスがすずなり。 ここがうわさのカラスのおうちかな。 カァカァ鳴いてはいなかったけど。