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子どものころ、母に連れられてデパートへお買い物に行くと、決まって食べていたお気に入りの味が、カフェ・モロゾフのチョコレートパフェ。モロゾフといえば、いわずと知れたチーズケーキで有名なお店。でも、私のお気に入りはチョコレートパフェなのだ。

デパートの広い店内をさんざん歩き回り、人いきれに疲れてきたころ、「パフェでも食べに行く?」と母に連れられて、モロゾフのティー・ルームに入るときのわくわくした気分。

店内に入ったとたん押し寄せてくるスィーツの甘い香り。ショーウィンドゥの中にはいろんなケーキが並んで輝いていたけど、オーダーするのは決まってチョコレートパフェ。

チョコレートムースがベースのふわふわと柔らかいパフェのとろける甘さ。こんなにおいしいパフェが世の中にあるんだと、夢ごこちで食べたあの味。

久々実家に戻り、今度は娘を連れてデパートに買い物に出かけ、娘と食べたカフェ・モロゾフのチョコレートパフェ。

ふわふわしたチョコレートムースのほろ苦い甘さ。アイスクリームの冷たくとろける甘さ。シンプルなパフェなのに、なんだか、幸せな味がぎっしりと詰まっていて、やっぱり今でも世界で一番おいしい特別なパフェかも。

母と娘とそのまた娘。めんめんと受け継がれていくチョコレートパフェの記憶。わくわくした幸せな気分とともに。