

東京メトロの銀座線・外苑前駅の出口には「イチョウ並木はこちら」という案内が貼られていた。きっとたくさんの人が訪れるんだろう。
イチョウ並木は青山通りから、突き当たりにある明治神宮の絵画館まで。広々とした道の両側に、天を突くような背高ノッポのイチョウがずらりと並んで、青空を背景に金色の葉っぱを輝かせている。
もう葉っぱは終わりに近い。歩道の上は、ふかふかの落ち葉で覆われていて、歩くのが気持ちいい。乾いていない葉っぱを踏みくだいた匂いとギンナンの匂いが混じり合って、独特で懐かしい匂いがする。
お天気がいいから、並木沿いのレストランやカフェの外デッキ席は満席。歩道のベンチもいっぱいだ。訪れた人たちが三々五々と散歩をしながら、去りゆく秋を楽しんでいる。私もイチョウ並木の下で、胸一杯秋の香りを吸い込んだのだった。