
で、このお盆に長野のダンナのふるさとに行き、大鹿村に住んでいる義姉の友人宅に一緒に出かけたところ、シカ肉を分けてもらってしまった! 何でも、近所で罠にかかっているシカを見つけたので、罠を仕掛けた人に知らせたところ、ズドンとやった後にお礼にとシカ足を一本もらったのだとか。
なんか、ワイルドな世界だなー。この辺では、シカは害獣だとのこと。畑を荒らすので、みんな困っているのだとか。というわけで、罠を仕掛けたりして、たまたま捕まったシカの足の固まり肉をミンチにしているところに、ちょうど訪ねてしまったというわけだ。
「シカ肉は臭いんだけどね。工夫して食べれば、まあ、食べられるわよ」とその家の奥さん。お父さんがJICAの職員なので、家族揃って僻地への海外赴任はお手のもので、ライフスタイルもたくましい。キルギスで買い込んできたというミンチの機械をぐるぐる回して、大量の肉を、あっという間に粗挽きにしてしまった。
それを袋いっぱいもらって家に帰り、いざ、料理! もちろんシカ肉料理なんて初めて。さんざん臭いと言われたので、まず、香りのいいスパイス類、特にナツメグを多めに混ぜ込んだ。それに刻んだタマネギ、クレイジーソルト、挽きたての黒胡椒で味を調え、パン粉とお酒を加えて、よーくこね、フライパンの大きさのミートローフに。
こねていても、肉の弾力がすごい。さすが、野生動物という感じ。それをオリーブオイルでじっくりと焼き、義母が作り置きしていたトマトソースをかけて、放射状に切って食卓へ出した。
みんなどんな反応を見せるかドキドキしていたら、結構おいしいとのこと。牛や豚、鶏とは味が違うけれど、気になるほどの臭みもないという。で、わいわい言いながらみんなぺろりと食べてしまった。ほんと、味はたしかにシカだけど、嫌な臭みはない。ハーブの香りがいい感じで、けっこういける。
これでジビエシェフとしても無事面目躍如というところ。シカを料理したからには、もうこわいものなし?!