今日はめでたい息子の小学校卒業式の日! ついにこの日を迎えたと、感慨深い思いで一杯・・・といいたいところだが、学校に行くと、みんなから「引っ越すんですって? 家、もう建ったの?」「いや・・・それはまだなんだけどね・・・」等などという会話が何度となく繰り返されて、家も建たないのに、早々と引っ越しをする変わり者という烙印をしっかり押されてしまった。私だって「新しい家ができたから、お引っ越しするの、ルン」と、どれほど言いたかったか・・・。
 とにかく一つの節目を迎えて、式が終わって帰宅したら、どっと疲れてしまった。パソコンの前に座っているのが精一杯。今日は引っ越しの準備は、パスだな。残念。

 で、家を建てる方だが、昨日ダンナおすすめの新しい構法で家を建てている建築家のF氏のオフィスに行ってきた。ここも木の家で、柱を重ねてパネルのようにして壁を造るという、全く新しい方法家を建てている。まだ数えるほどしか建てていないので、実験段階といってもいいかもしれない。その柱の厚みが12~13㎝あり、そのために断熱材を張る必要もない。言うなれば、モダンなログハウスのようなものか。木の家に住みたいとずっと言い続けている私とすれば、木で造ってもらえる構法なら何でもOK。カーンのフィッシャー邸のように、簡素な美しさを持つ建物ができるのなら文句は言いません。
 
 オフィスで色々話を聞いて、ここでもいいかなという印象を持ったのだが、問題は予算と工期。建築家に頼むと、最低でも1年ほどは設計や打ち合わせでかかるのよね。そこを何とか、と押してみたら、F氏はしばし腕組みをして、考え込んでいた。「うーん、私も結構仕事を抱えていて、そちらの希望に合わせて設計を進めるというのは無理なんですよね。そこで、私の片腕といってスタッフが設計をして、私が時々目を通すというのでよければ、少しは早くできますが・・・」。その条件で、うんとがんばってやってもらっても、引き渡しは早くて11月末。これは、ものすごくとがんばった、と机の上で想定してのことで、現場で何かあったりすると、ずんずん遅れるという予想付きの計画だ。それに、予算も私たちが想定しているより、少し高め。この辺がクリアできないと、ここにも頼めない。
 とりあえず、江ノ島で一軒家を建てているという。その家を見せてもらいに行くということでオフィスを辞した。

 ここまで、何人もの建築家の人と出会って話しをしてきたが、それぞれがオリジナリティーのある仕事をしている人ばかりで、なかなかおもしろい。施主の立場で行くと、予算などで身構えてしまう事もあるのだが、キラキラ目を輝かせて、それぞれの作品について熱のこもった説明をする建築家の人達の話を聞いていると、とても楽しい。ああ、お金持ちだったら、何軒も建てるのに・・・。
 とにかく、これしかない、という出会いはまだない。みんな、そこそこいいんだけど・・・。後は自分たちが、心を決めて踏み切るだけだと思うんだけどね。そろそろ決めなければいけない時期が迫ってきた。