
ブログの更新を1年以上もサボってしまった。面目ない。
この間、プロ野球界で大きな出来事があった。仙台を本拠地にする東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一になったのだ。あの弱かった楽天がパ・リーグを制覇、その勢いで日本シリーズに進出し、読売ジャイアンツを4勝3敗で退ける…。信じられない話である。
それは2013年シーズンの話であり、2014年シーズンはすでに
スタートしている。だから、何を今さらと呆れ返る人も多いだろうが、まあ、楽天ファンの思い出話として付き合ってほしい。
東北地方は長年、プロ野球の空白地帯だった。ロッテオリオンズが仙台を本拠地にしていたのは1975年前後の数年間だけ。しかも、当時のロッテは東北野球企業(河北新報の関連会社)に興行権を売却した上で、県営宮城球場で試合をしていた。球団が地元マスコミに興行権を売却するというのは、地方興行でとられる手法である。ロッテは同球場で行う試合を地方興行と位置付けていたのだ。だから、大洋ホエールズが横浜スタジアムに本拠地を移し、川崎球場が空くと、ロッテはすぐさま仙台を去った。
プロ野球ファンの私は、東北にも球団ができないかと思っていた。2003年9月には河北新報に「東北にプロ野球の球団を」という投書をした。当時は単なる願望だったが、その約1年後、ライブドアと楽天がプロ野球参入を表明し、本拠地・仙台を争う事態になった。どちらが選ばれるにせよ、本拠地は仙台になることが確定した。私は狂喜し、新聞の関連記事を食い入るように読んだ。全国紙の宮城版を読むため、1週間に1度は白石市立図書館にも足を運んだ。
楽天の球界参入が決まったときは、JR仙台駅にいた。関連イベントを見学するためである。各種の情報を集めるため、仙台のプロ野球ファンが設立した市民団体「東北のプロ野球を応援する市民の会・宮城」にも入った。宮城の名前が付いているので、福島県民は入会を断られるのではないかと心配したが、杞憂だった。同会の事務局長が郡山市出身だったためか、むしろ歓迎された。その会合に出席するため、1カ月に1度の割合で仙台に行った。
歴史的な開幕戦「千葉ロッテマリーンズ対東北楽天ゴールデンイーグルス」は2005年3月26日、千葉マリンスタジアムで行われた。最寄りのJR海浜幕張駅には「東北に春が来るのは、おそい」「地元ファンのためにも、初勝利はぜひ仙台でどうぞ」といったポスターが張り出された。楽天ファンを挑発することで、対決ムードを高めようという魂胆である。私はそれらを横目で見ながら、駆け足で千葉マリンスタジアムに向かった。
幕張プリンスホテル(当時)や幕張メッセの横を通り過ぎ、さらに行くと、千葉マリンスタジアムが見えてきた。実物を見たのは初めてだ。いわきグリーンスタジアムによく似ている。あとで調べると、いわきグリーンスタジアムは、千葉マリンスタジアムをモデルにしていることが分かった。