平成のオイルショック。

イランのホルムズ海峡封鎖で、ガソリン価格はリッター200円超え


ガソリン価格が上昇中だ。石油情報センターが3月19日に発表した全国平均価格は、リッター155.6円。


この1ヶ月だけで10円以上も値上がりしており、152.7円まで上昇した昨年4月の価格を、すでに超えている。


この高騰の背景にあるのは、イランの核開発問題に端を発する中東情勢の悪化だ。


武力行使さえも示唆する強硬姿勢のアメリカ、今年7月よりイランからの原油輸入禁止という経済制裁を


決定した欧州連合(EU)、さらに長年軍事的対立が続くイスラエル、これらの国々との間で、


かつてないほど緊張状態が高まっている。


そして、さらなるガソリン価格急騰の引き金となりえるのが、対抗手段としてイランが示唆している


ホルムズ海峡の封鎖だ。


ペルシア湾とオマーン湾を結ぶ、原油輸送の要所であるホルムズ海峡。ここをイランが封鎖した場合、


日本の原油価格にどのような影響が及ぶのか。石油元売り大手の幹部A氏が、こう説明する。


「ホルムズ海峡が封鎖されたら、日本の原油の最大の調達先である中東地域


(2010年度は全原油輸入量の86.6%)のうち、オマーン(2.7%)からしか供給できないという状況になる。


イラン(9.8%)はもちろん、サウジアラビア(29.2%)、アラブ首長国連邦(UAE。20.9%)、


カタール(11.6%)、クウェート(7%)、イラク(3.3%)からの輸入分もホルムズ海峡を通過できないので、


供給が途絶することになるんですよ」


日本が輸入する原油の8割以上はホルムズ海峡を通って送られているため、封鎖が実現した場合、


原油価格は間違いなく高騰する。A氏が続ける。


「日本としては唯一、海峡封鎖と関係ないオマーンに原油調達を頼らざるを得ないわけですが、


そうなるとオマーンに足元を見られ、ふっかけられる可能性が高い。


レギュラーガソリンのリッター価格は控えめに見て200円、最悪の場合はどこまで上がるか見当もつきません」


海外メディアは、イランはクウェートのサバハ首長に対し「封鎖はない」と約束したと伝えたが、


その約束もイスラエルの先制攻撃が実行されるかどうかに懸かっている。


資源・食糧問題研究所代表で、近著に『食糧危機にどう備えるか』(日本経済新聞出版社)が


ある柴田明夫氏が次のように解説する。


「これまでもイランが“ホルムズ海峡封鎖”の脅し文句を使うことはありましたが、


今はイラン、イスラエル、アメリカを取り巻く状況すべてが


『イランが核弾頭を保有する前段階でのイスラエルによる空爆』、


そしてその報復措置としての『イランによるホルムズ海峡封鎖』を指し示しています。


昨年11月には IAEA(国際原子力機関)が『イランの核開発に軍事的意図がある可能性が高い』


とする報告書をまとめた。ブッシュ前米大統領が“悪の枢軸”と名指しして


イランを非難した2002年から続く緊張が、ついに臨界点まで達したと私は見ています」


レギュラーガソリンがリッター200円を超える“平成のオイルショック”がやってきた場合、


日本経済に与えるダメージは計り知れない。


(取材/頓所直人、興山英雄)



って記事を見つけました。


この前ガソリン入れたときに 1リッター150円になっててびっくりしたのに200円って叫び


満タン入れようと思ったら1万飛びますよ~~


大阪だから電車でも十分なんでしょうけど・・・1度車に乗ると、楽したくなりますよねにひひ


でも、ちょっとは節約していかないと、いきなりは無理ですからね・・・・・