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“検察官の抗告禁止”紛糾

【解説】“検察官の抗告禁止”紛糾のワケ 自民党内の強い反発受け…「再審見直し法案」修正含め検討4/9(木)

裁判のやり直しの決定に対して検察官が不服申し立て、つまり「待った」をかけることができる「抗告」のあり方をめぐり、今週月曜(6日)の会合では怒号が飛び交う場面もありました。    ◇ 法務部会長(6日) 「それでは報道の方々にはここでご退出をお願いします」 自民党・稲田衆院議員 「マスコミが退出するまでに私一言言わせてもらいたいんですよ。何も1ミリも私たちの言うこと聞かないじゃないですか。ほとんどの議員が抗告禁止って言っているにもかかわらず、それを全く無視をしている」

 

■反対派“えん罪被害者の救済遅れる”と主張

 

──なぜここまで紛糾しているのでしょうか。 抗告を禁止するかしないか、意見が折り合っていないからです。 政府案では例えば地方裁判所が「再審開始」、つまり、裁判のやり直しを決定しても、検察官が抗告すると高等裁判所で改めて、再審開始するかどうか審理する必要があります。場合によっては最高裁判所の判断を待つことにもなります。 反対派は、再審を認めるかどうかの審理に時間がかかりすぎて、えん罪被害者の救済が遅れてしまうと主張しているんです。 例えば1966年に静岡県で起きた、一家4人殺害事件で再審無罪となった袴田巌さんのケースでは、2014年に地裁で再審開始の決定が出たものの、検察側が抗告したため、実際に再審が始まったのは9年後の2023年でした。

 

■今の政府案 抗告を認めている理由は

──一方、今の政府案で抗告を認めているのはなぜでしょうか。 政府は、法務大臣の諮問機関である法制審議会が取りまとめた案をもとに改正案を作成していますが、最高裁まで争って判決が確定した裁判を地裁の判断でやり直せることになれば「法的安定性が著しく害される」、つまり、司法制度そのものにも影響を与えかねないといった意見から抗告の禁止が盛り込まれませんでした。

 

■今後は…“政府案”修正は避けられない情勢

──政府は今の国会での提出を目指していますが、今後どうなっていくのでしょうか。 自民党議員からの反発は強く、政府案の修正は避けられない情勢です。議論がまとまるかどうかは、修正案が、反対する議員の意見をどこまで反映した内容となるかがカギとなります。 ある自民党議員は「修正案については厳しい目で見ていく」と話していますが、司法制度の根幹に関わる議論だけに、時間で区切ることなく議論を尽くす必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

内閣法制局長官が冤罪加害者の一人との話題

2026年5月9日(土)|

なかなかに衝撃的なことを教えて頂いた。
現在、内閣法制局が再審に関する法改正に抵抗を続けており、特に検察官抗告の全面禁止について、全面禁止を原則禁止に留めよ等と鬩ぎ合いがされている状況であると報じられている(あくまで報道から窺い知れる程度であるため正確性は期しがたいが、個人的には、より深刻なのは証拠開示に関して極めて不十分な、後退必至の法律が出来上がってしまわないかという点にあると思っており、その点の議論が薄いとすれば大問題であるが、それはさておく)。

 

内閣法制局長は岩尾信行氏。
言わずと知れた検察官出身者であるが、その岩尾氏が、日野町再審事件の確定審(つまり確定した有罪判決を下した第1審)の公判立会検察官の一人であるという。
少なくとも1993年3月から1994年3月ころ、岩尾氏が確定審の公判立会検察官であったことは記録上、間違いないようである。

勿論、確定審はかれこれ7年は係属した裁判であり(判決は1995年6月)、そのうち1年やそこら、担当したからといって、岩尾氏が全責任を負うとは言えないだろう。とはいえ、少なくない割合の期間、公判立会検察官として活動した以上は、「冤罪加害者の一人」と指弾されること自体は無理からぬことである(なお、日野町再審事件は未だ再審の審理判決には至っていないが、事の経過を追えば、現時点で「冤罪」と表現することにも差し支えはあるまい)。

現在、検察庁が、日野町再審開始決定の確定に対して、庁内でどのような検討状況であるのかは知るよしもないが、仮に、開始決定が指摘するような「実際の引当経過と異なる」金庫発見経緯を警察官に証言させるなどした不正を認めるのであれば、そのような不正の上に獲得された冤罪判決の雪冤をひたすらに先送りさせる抗告の繰り返し(開始決定から、その確定まで、検察官の二度に亘る抗告により7年半を要した)もまた、反省をもって向き合うしかない。

そのような、反省すべき抗告を繰り返した歴史に向き合うべき、冤罪加害者の一人である岩尾氏が、内閣法制局長として、検察官の抗告禁止に抗う指示を出し続ける、というのは、最早、悪い冗談でしかない。
至って部外者ではあるが、なかなかに衝撃的な話題であったので、紹介させて頂いた次第である。

(弁護士 金岡)

 

 

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/日野町事件

 

 

 

 

 

 

 

 

袴田事件 

再審開始決定‼️→ 検察が特別抗告を断念‼️

【「袴田事件再審開始決定に対する特別抗告を断念」が検察にもたらす衝撃!】郷原信郎の「日本の権力を斬る!」#231 2023/03/21

 
 大膳文男裁判長
 

再審開始決定、大膳文男裁判長ね。「陸山会事件」の小沢氏の無罪判決を出した。

この裁判長の今回の「再審開始決定」。

これは 実績に何を理由にしたのかといえばですね。

「警察が組織的 証拠を捏造した可能性」を認めた。

しかも「その可能性が非常に高い」とまでも言った。

これが決定的なんですよ。 

 

 

 大島隆明裁判長

 

これは、その前の東京高裁の再審開始を棄却した…

再審開始決定をひっくり返した大島決定(大島隆明裁判長)。

この中では、「組織的な 改ざんというのはやっぱり考えられないんだ」と、

「いくら個人で警察官個人が自白を強要してても、 

 警察が組織的に証拠を一から有罪の証拠を作り上げるなんてことはこれは全然話が違う」と

「そんなことを根拠もなく疑うっていうのは、これは おかしい」

っていうこと言ってたわけです。

この大島裁判長の決定の方は…。

 

それを今度の大善裁判長の決定というのは、正面から認めたわけです。

だからまさに 「警察による…捜査機関による 証拠の組織的な捏造を 認めた決定」だった。

それに対して、検察が引くということは、まあちょっと考えられないと 思ってたんですよ。

いや引くべきだと思いましたよ。

引くべきだけど、引かないだろうと。

検察は絶対、今までの検察のやってきたことからしてありえないと思ってたんです。

 

だからこれはもう、とにかく袴田さんのね年齢からしても87歳で、

お姉さんもね、もうずっとその再審を中心になってやってきたお姉さん90歳。

これで 検察が従来のやり方どおり引かない、特別抗告したってことになると、

非難轟轟ですよ!

でも検察は引かないだろうと思ってた。