とある日の話 | すぎさんと灰色のエボ羽あてんざ号のお話

すぎさんと灰色のエボ羽あてんざ号のお話

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私はその日、臨時のアルバイトで、美術展の会場スタッフをやっていた。
担当は受付の補助や、館内警備であった。

午前10時から、美術展が開場され長い一日が始まった。
午前10時半、まず、中国人らしき客が受付に来て、慌てた口調で話してきた。
何言ってるのか全くわからず、とにかく、紙に用件を書くように伝えた。
もちろん、全て漢字で、意味はわからない。ただ、子供が迷子になったというのは理解できた。
確認のため、絵を描いて、その人に見せたら、激しくうなずいた。
そこからが、私の仕事で、会場内を捜し回った。しかし、迷子と見えるのは一人もいない
会場の外を捜してみると階段で座って寝ている子供がいた。
その子をおぶって受付にいる客のもとへつれていくと、大当り。
感謝の言葉を言ってるみたいだが、理解不能でうなずい対応した。

11時にはまた迷子の捜索依頼が入ったが、すぐに捕まえて、連れて戻った。

13時には欧米系の客が来た。まず、日本語を話せるか確認するため「Can you speak Japanese?」ときき、話せることを確認後、片言の日本語で、トイレはどこかと聞いて来た
このくらいなら、英語で聞かれても答えられたなぁと思いつつもしっかり案内をした。

15時に閉館のため、客を追い出す作業に入った。
まぁ、失礼の無いように、放送で「15時15分より役員の会議を始めます」と言い、(こっちは仕事が残ってるんだ、早く出てってくれ)と遠回しに思っていることを伝えた。
これで長い一日が終わった。この日の迷子は8件そのうち3人が外国人
その他29件が、その他の相談であった
ほぼ全て私一人で対応し、疲れ果てた・・・・・