★★★★
5年の交際を経て入籍したさくらと真は、2人で美容院を経営しながら、幸せな新婚生活を送っていた。しかし、さくらは中学生のときに母親を亡くして以来、父親の辰夫と疎遠な関係が続き、真は義父に一度も会ったことがなかった。ある日、辰夫が美容院を訪ねてくるが、さくらと気まずい雰囲気になってしまい、庭で作ったトマトが入った紙袋を真に託しその場を去っていく。
2012年に製作されたが公開されず、お蔵入りになっていた映画にスポットを当てる「お蔵出し映画祭2015」でのグランプリと観客賞の受賞を受け、2017年1月14日に劇場公開。
良さそうな映画なので鑑賞。よかった。
ストーリー自体は、ごくありふれたものです。でも、娘を持つ父親には、心に沁みるかも。
「娘が親に相談もしないで籍を入れたのよ!なんで怒らないの?
家族のことなんかどうでもいいんでしょ!」となじる娘に
「幸せになってくれればいいと…」小声で答える父。
私にはこの父の気持ち、わかります。
もう大人なんだから、自分で判断したのだから、なぜ怒る必要があるんだろう? それを責められても困る。
幸せになってくれればいい。それだけ。
困ったときには、いつでも全力で助ける。ただ、それだけ。
女性はどう思うのかな。この娘に味方するのかな。
では最後に・・・幸せになぁ~~~れ!
次回、取り上げる予定の映画は、「ナイト・オブ・ハロウィン」です。
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