★★★★☆
金沢の老舗料亭で育った3人姉妹。次女は富山県で教師を、長女は東京で専業主婦、三女は生まれ育った料亭の女将と、それぞれ別の街で日々を送っていた。ある日、祖母の訃報を受け、金沢に集まった三姉妹は、死んだはずの母が生存している事実を知る。心に闇を抱え、アルコール依存症と戦っていた母はアルコール性認知症を患い、娘たちのことがわからない状態となっていた。(劇場公開日 2016年10月1日)
気になって鑑賞。良かった。
人の苦悩と家族の愛、人が何かするには、何かになるにはそれだけの理由がある…ってことですね。すべてが当てはまるわけではないけど。それを知らずに、苦しみ、悩み、怒るのが人間。でも、真実を知ろうとする努力があれば、すべてを包み込む大きな愛があれば、去ったと思っていた幸せも、何倍も大きくなって戻ってくるんですね。なんで、日本アカデミー賞の候補にもならなかったか不思議です。
明日、取り上げる予定の映画は、「テンプル」です。
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