★★★★
1943年、ナチスドイツの脅威がヨーロッパへ広がり、フランスも支配下に置かれた。13歳のユダヤ人の少女ファニーは、幼い2人の妹とともに児童施設に匿われていたが、密告者によって存在が暴かれてしまい、別の施設に移動することに。しかし、ドイツ兵の厳しい取り締まりのため、移動中に引率者が逃げてしまう。見知らぬ駅に取り残された9人の子どもたちは、ファニーをリーダー役に、一路スイスを目指して子どもたちだけで移動を開始する。ナチスドイツ支配下のフランスからスイスへ、子どもたちだけで旅を続けたユダヤ人の少女の実話を映画化。(劇場公開日 2017年8月11日)
良さそうなので鑑賞。よかった。
ストーリーとしては、ただただ子供たちがドイツ兵士の目から逃れてスイスに向かうというもの。大きな盛り上がりもないけど、保身のため仲間を裏切るユダヤ人や、敵なのに情けをかけてくれるドイツ人など、誰が敵で誰が味方かわからない中での逃走劇はハラハラします。終盤では心の中で「頑張れ!もう少しだ!」と応援している自分がいて、ゴールできたときはになっちゃいます。ラストに、現在のファニーも登場してくれます。
テレビ「はじめてのおつかい」で、兄弟・姉妹で買い物に行くだけでも大変なのに、よく9人もの子供たちだけで・・・と関心してしまいます。そうそう、完全に子供たちが主役で、大人は脇役。その子供たちの素晴らしい演技に拍手喝采です。
明日、取り上げる予定の映画は、「恋妻家宮本」です。
※今年の映画のマイベストは、トップページ上部に。