日本のマスコミは、真実を伝えようとはしない。話題性のあるものをおもしろおかしくでっちあげ、繰り返しタレ流すだけのゴシップ誌と同じで、報道内容が間違っていたとわかっても反省しない。アメリカによる北朝鮮への攻撃が現実となりつつあることなど見向きもしない。せいぜい、ミサイルを発射したと伝えるだけ。
つい最近、フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」が、森友学園問題で、安倍昭恵氏と籠池理事長の妻・諄子氏とのメールに登場する人物である小川榮太郎氏の独占インタビューに成功したとして放送した内容が、小川氏から「誤解されないためにも、ここは重要なところなので必ず放送してください。ここを出さないならインタビューすべてを使わないように!」と念を押されたにもかかわらず、小川氏に無断でそこをカットしておもしろおかしく編集して放送していたことが明らかになったし。
そんな日本のマスコミだから、政治家と同じで変わり身も早い。昨日までもてはやしていた人を、今日は犯罪者のようにこき下ろす。小池ちゃん問題も正にそう。誰が見ても「こんなにひどかったのか」と思う築地市場の現状を報道しない。鉄骨が錆びて、いつ崩れ落ちるかわからないから登って修理することもできないと築地市場の人たちが言う穴だらけでアスベスト剥き出の屋根や壁はテレビで流さない。支持率の高い小池ちゃんに不利な報道はしないというのが今までマスコミだからだ。
ところが、ジャーナリストや一部のマスコミが小池ちゃんの正体を暴き出したことで、潮目が変わりつつある。マスコミを利用することに長けていると言われる小池ちゃんだが、まだ、そこに気がついていない。次から次へと嘘情報を流し、市場移転の結論を選挙後にまで延ばすことだけに気を使っているからだ。まだ、人気があると思っている小池ちゃんは、選挙をすれば圧勝し、その後、都民が騙されたと気づいても後の祭りという考え。
ところが、都議会選挙までまだ3ヶ月もある。それまでに変わり身の早いマスコミが小池バッシングに移る可能性は、近々、アメリカが北朝鮮を攻撃する確立と同じくらい、いやそれ以上にある。
そこを読めない、もはや存在価値すらなくなった民進党のバカな議員たちは相変わらず小池ちゃんに擦り寄っている。さすが公明党は、潮目が変わったことに気づき、「豊洲移転を支持」と立場を明らかにした。
緊迫した北朝鮮問題などマスコミがもっと真剣に伝えなくてはならないことがたくさんあるのに、常に偽造された話題を提供し、多くの時間やスペースをマスコミに割かせてきた小池ちゃんは、その責任を理解しているのだろうか?
まあ、理解していないから、あのような言動ができるのだけど。
百条委員会でも、前川氏に「石原と浜渦に責任をなすりつけろ」とアドバイスしたのは、前川氏と親しい小池ちゃんだと言うし。まったく、悪魔のような人間である。
お後が宜しいようで。