★★★★
犯人未逮捕の殺人事件から1年後、千葉、東京、沖縄という3つの場所に、それぞれ前歴不詳の男が現れたことから巻き起こるドラマを描く。東京・八王子で起こった残忍な殺人事件。犯人は現場に「怒」という血文字を残し、顔を整形してどこかへ逃亡した。それから1年後、千葉の漁港で暮らす洋平の元に戻った娘の愛子はそこで働く田代という青年に出会い、東京で大手企業に勤める優馬はゲイクラブで直人という青年と知り合い、親の事情で沖縄に転校してきた女子高生・泉は近くの無人島で田中という男と遭遇する。(劇場公開日 2016年9月17日)
出演者から、つまらないはずはないと鑑賞。なんかすごい映画だった。
胸を張って生きてきたゲイの優馬(妻夫木聡)と隠れて生きてきた直人(綾野剛)、米兵にレイプされた泉(広瀬すず)と無人島で暮らす世捨人の田中(森山未來)、元風俗嬢の愛子(宮崎あおい)と逃げ暮す田代(松山ケンイチ)の3つのドラマが同時進行する。それぞれの配役も驚きだが、そのいつもとまったく違うキャラを演じる役者の演技力というものに凄さを感じた映画。
でも、妻夫木聡と綾野剛のラブシーンはちょっと・・・。で、結局、犯人は誰かな?
最後に名言。大切なものは増えていくんじゃない。だんだん減っていくものなんだよ。