★★★
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、突然のバス事故により、長年連れ添った妻を失うが、妻の間にはすでに愛情と呼べるようなものは存在せず、妻を亡くして悲しみにくれる夫を演じることしかできなかった。そんなある時、幸夫は同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族と出会う。幸夫と同じように妻を亡くしたトラック運転手の大宮は、幼い2人の子どもを遺して旅立った妻の死に憔悴していた。その様子を目にした幸夫は、大宮家へ通い、兄妹の面倒を見ることを申し出る。なぜそのようなことを口にしたのか、その理由は幸夫自身にもよくわかっていなかった。(劇場公開日 2016年10月14日)
なんとなく鑑賞。永い映画だった。
重い内容を、重く長くメリハリなく描いているので、のめり込めない。幼い女の子が、大人の男に炊事・洗濯を教えるところはおもしろかったが。
映画とは直接関係ないけれど、幼い子供は可愛い。その子供も、年齢と共に生意気になって憎まれ口をきくようになる。でも、誰かが書いていた。子供は幼い頃、親に幸せをいっぱいくれたのだから、それだけで十分ではないか。成長した子供が親思いじゃなくなったとしても、恨むのは“おかどちがい”だと。それは、相方にも言えることかも知れないね。