★★★☆
不況にあえぐテキサスの田舎町。タナーとトビーのハワード兄弟は、亡き両親が遺した牧場を差し押さえから守るため、連続銀行強盗に手を染める。慎重派のハワードが練った完璧な計画のおかげで兄弟は次々と襲撃を成功させていくが、刑務所から出所したばかりのタナーの無謀な行動のせいで次第に追い詰められていく。一方、定年を目前にしたテキサス・レンジャーのマーカスは、相棒のアルバートとともに事件の捜査に乗り出す。(Netflix公開 2017年1月)
NETFLEX作品なのに、アカデミー賞にノミネートされたので鑑賞。秀作というより佳作といった感じで、老齢の白人保安官とインデアンの副保安官とのやり取りが面白い。ここでは、貧乏は連鎖し、富裕も連鎖する。貧乏から抜け出すためには何かが必要になる。だから、弁護士も銀行に復讐しろという。銀行強盗が逃げるとき、居合わせた住民がこぞって銃を取り出し、犯人を銃撃するといったシーンがあるが、今でもテキサスってそんな町なのだろうか?