★★★★

アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実を、リアルに描いたクライムアクション。巨大化するメキシコの麻薬カルテルを殲滅するため、米国防総省の特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイトは、謎のコロンビア人とともにアメリカとメキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織撲滅の極秘作戦に参加する。しかし、仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した作戦内容や、人の命が簡単に失われていく現場に直面し、ケイトの中で善と悪の境界が揺らいでいく。

殺人者は一般住民の中にまぎれてどこにでもおり、麻薬はパトカーで運ばれる。爆発音や銃声は車のクラクションと同じ日常の光景。法律が通用しないアメリカとメキシコの国境地帯、米国防総省の特別部隊に雇われた情け容赦ない殺し屋が1人、麻薬組織の本部に乗り込んでいく。
全編緊張、リアルに描いたとのこの映画、凄すぎる。