介護もセラピストも相手が主語の仕事だから・・・? | 聴香師

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話をよく聴くということで聴香師を名乗っています。近い将来をイメージすることで早くなりたい自分に出会えます.世界で1つだけの香り、創るだけでワクワクしませんか?

こんにちは

ご訪問ありがとうございます。

楽風香の聴香師 恭子です。

 

8月4、5日の2日間、神奈川県上大岡で

エンドオブライフケア協会の

援助者養成基礎講座に参加していました。

 

これは医療、介護関係者の方々が多く受講される講座なんですが

特に看取りを意識してのロールプレイをしていきます。

 

この2日間はまさに入学式であり

信頼関係を築くためのコミュニケーションを学ぶために

ありました。

 

『 ①私が相手の事を理解しようとすることは大切。

  ②しかし、相手の事を100%理解することはできない。

  ③相手が私をわかってくれる人(理解してくれる人)と思うことは

   可能性がある。

  ④苦しんでいる人は、自分の苦しみをわかってくれる人がいると

   うれしい。

  ⑤どんな私であれば苦しむ相手から見て、

   わかってくれる人になれるか。    

   それは聴いてくれる私。  』

この言葉を大切なメッセージとして

常に自分の心の中をかけめぐって

自ら「分かってくれる人になろう」とするトレーニングでした。

 

やっている中、すぐに出来るのではなく、

やり続ける中で出来てくるものであったり研鑽せれるものなんだと

思いました。

 

特に「患者になった自分」は思いの他「病気になったことを

悔い、悲しみ、自分がいなくなった後のことを考え、さらに落ち込んでいく」その疑似体験をしてみて初めて見えてくる思いや空気を感じることができてとっても貴重な体験でした。

 

1日目終了後懇親会が終わって疲れた私がいました。 疲れた~

 

2日目、さらに「聴く人」がただただ「反復」をしていた会話が

「問いかけ」をしていく場面がプラスされて演じます。

これも患者、聴き手そしてそれを観察する人の3人でペアを組んで

1回6分×3回をやって各演者に順番で変わっていきロールプレイします。

この時も患者役をしたときの「なんとも言いようのない暗い気持ち」

どんどん話せば話すほど落ち込んでいきます。

でもね~不思議なんですが、

落ち込んでいって「なんでこんな事になったんだろうね?」って言っても

その解決を相手に望んでいるわけではないんです。

ただ言ってるだけ。ただそれだけ。でもね~それを聴いている人が

そこにいる、ただそれだけで…なんかホッとするんですよ~

不思議ですね~

この2日間で感じたことは

どこでどんな所でもこの場面は活かせるということ。

そしてこれから1歩が始まるということ。

私がセラピストでお客様の話を聴くときにも、電車で偶然隣り合わせて喋ったとしても・・・

人を話を聴くということが出来ていれば、とてもいい関係そして

セラピストなら最上のおもてなしを提供出来るのかな?という思いです。

最後までお付き合い

ありがとうございます

楽風香 恭子