こんにちは。

 

江須ノ川にある国指定の天然記念物である江須崎(えすざき)の案内ガイドを書きました。

 

ニコニコ 江須崎にはなにがあるのかな?

江須崎にはどうやって行くんだろう?

江須崎に行く時に気をつけておくことってなに?」

 

こういった疑問にお答えします。

 

この記事で知ることができるものは

  1. 江須崎の中にあるもの
  2. 江須崎へのアクセス方法
  3. 江須崎に行く前に注意すべき5つのこと
 

をよくご理解いただけると思います。

 

ちなみにボクは

 

  • 住民歴30年以上
  • 日頃から江須崎に行く機会がある

  • 地元民ならではの土地勘がある

  • 江須崎に行く機会が多いから注意点を知り尽くしている

  •  

という経歴があるので、説得力や実用性が高いと思います。
 

 

江須崎の中にあるもの

 

大きく分けて3つあります。

 

 

春日神社



 

社務所を通り過ぎて直線を歩くと、左と正面に神社の境内が見えます。

 

左に見えるのが「春日神社」です。

 

ボクを含め、地元の皆さんは

 

  • 宮さん(みやさん)
  • 本堂(ほんどう)
と呼んでいます。
 
10月の第2週目の休日に行われる江須ノ川区 秋の祭では、本堂の前で迫力ある獅子舞が舞います。機会があればぜひ見に来てください。
 
✅江須ノ川の祭を Facebookでも載せています。

毎年舞わした獅子舞の写真や動画も投稿していますので、ぜひチェックしてフォローいただけたら嬉しいです。

 

江須崎神社



 

そして、正面に見える神社は「江須崎神社」と呼ばれる神社です。

 

ボクを含め、地元の皆さんは「こんぴらさん」と呼んでいます。

 

こちらも、江須ノ川区 秋の祭で主に子供の獅子舞を舞わしています。

 

 

灯台



江須崎の先端部分には、灯台があります。

 

道の駅すさみから江須崎を見ると、よくわかります。

 

灯台までの道のりは

  • 道幅はせまい
  • 木や草が生い茂っている
  • 舗装もされていない

 

このように、決して安全度が高くないので行かないのが賢明です。

 

特に小さいお子さんや、女性の方は行かないようにしましょう。



 

この先には灯台があるということを知っているだけで十分です。

 

あとは、Googleマップで灯台の場所をタップして投稿している人の写真を見るだけでいいでしょう。

 

というのも、行ったところで灯台の中に入れるワケではないし、灯台の周りも手入れされていないのでキレイな景色を見ることができません。



 

江須崎へのアクセス方法【最短ルートも紹介します】

 

 

江須崎へのアクセスパターンはいくつかありますが、その中でも一番安全で効率の良いルートをご紹介します。

 

 

童謡公園の駐車場からスタート

 

たいていの人は、江須崎というかすさみ町に来るときは車だと思います。

 

ということで、車で来られた場合、まず童謡公園の駐車場に車を止めてそこから徒歩で江須崎まで向かいましょう。



なぜ童謡公園の駐車場かというと、ここが一番広くて置ける台数も多く何時間も止めていても無料だからです。

 

Googleマップや他の地図アプリで江須崎までのルートを見た時に

 

えー「え~…ここからじゃメチャ遠いじゃん…江須崎の入り口に止められるじゃん」

 

と思う人もいるかもしれません。

 

確かに可能といえば可能だし、実際にやっている釣り人もちょくちょくいます。

 

しかし、オススメできないし、やめておきましょう。

 

道幅がたいして広くないので、大きいサイズの車は特にNGです。



地元民の方々もよく使う道なので、迷惑になることもあります。途中で向かい合わせになっても、かわす場所も少ないので無理せず童謡公園の駐車場に止めるのがベストです。

 

 

突き当たりの階段をめざす

 

童謡公園をひたすら奥へ歩いてみてください。



すると、階段があります。これは江須崎に通じる道となっています。




ちなみに、この階段はそんなに緩やかではありません。

 

なので、小さいお子さんがいる場合には手をつないで慌てず降りましょう。

 

恋人や奥さんがいる時も同じでエスコートしてあげてください。

 

 

所要時間


このルートで行くと、だいたい7~10分ほどで江須崎の社務所前にある広場に着くことができます。

 

✅補足として

 

ベビーカーに乗せたお子さんや、車椅子の方は江須崎をお楽しみいただくのは難しいです。

 

というのも、江須崎の中はバリアフリー対応していないからです。

 

ちょっと角度のきつい石の階段や、舗装が割れてガタガタの道があるので、ベビーカーや車椅子には不向きの状態なので、身の安全を考えて行かないようにしましょう。

 

 

 

江須崎に行く前に注意すべき5つのこと

 

事前にぜひ知っておいてほしい基本中の基本ルールです。

 

 

蚊がメチャクチャ多い



江須崎は高い木が覆いかぶさっている島で、言うならば山の中にいるのと同じです。

 

太陽の光があたる場所が限られていて、歩けるところも日陰ばかりです。

 

そして、そういうところをはじめ、江須崎は蚊がメチャクチャ多いです。

 

冬は見かけませんが、それ以外の季節はふつうに飛び交っていて年に数回ある神社の掃除や10月の祭の時は虫よけスプレーがないと大変なことになります。

 

なので、江須崎に行く前には虫除けスプレーと蚊にさされにくい服装を準備しましょう。

 

 

階段が急

 

江須崎に入ってすぐに、石でつくられた階段があります。



この階段は、ちょっと急で(登りよりも下りで急さ加減がわかります)、一段の奥行きが23~25cmくらいと広くないため決して安全度が高いわけではありません。

 

時期によってはコケがついているので、すべりやすいこともあります。

 

転んだりしないように細心の注意をしつつ階段を使ってください。

 

 

 

トイレの使用注意

 

江須崎には1か所だけトイレがあります。

 

神社の社務所がある並びに、向かって右側にある建物です。



一応、男性用と女性用がありますが、男性用の方は便器の高さが低いです。

 

小学生くらい身長でちょうどいいくらいの高さで、大人が使用するにはちょっと苦戦する高さです。

 

女性用のほうは、水洗ではありません。さらに和式タイプです。

 

なので、サイフやスマホなどの貴重品を誤って落とすと超ヤバイです…。もう救出することはできないと思った方がいいですね。



さらに、このトイレはトイレットペーパーが置かれていません。

 

見てみるとこの通り。ペーパーホルダーすらありません…。

 

なので、ペーパーは持参するしかありません(ー ー;)

 

なぜこんな仕様になっているのかは謎で、なにせ地元民の方々もほとんど使うことがないトイレですので…。

 

ぶっちゃけ、ここのトイレはあまり使うことをオススメしません。

 

出発前に童謡公園のトイレで済ませるか、携帯用のトイレを持ち歩くかのどちらかが無難かと思われます。

 

天気が悪い日は行かないこと

 

おそらくたいていの方は、天気の悪い日にお出かけをすることはないと思いますが、天気の悪い日にこの江須崎へ行くことはやめておきましょう。

 

というのも、江須崎の歩くことが可能な大部分はコケがたくさん付いているのでメッチャすべります。

 

それと、島に入るまでに渡る橋は、台風の時期や冬には強い風が吹きます。風にあおられることもありえます。

 

えー「いやいや、人が風にあおられるってどんだけの強い風なの」

 

と、思う人もいるかもしれません。

 

実際に行くとわかりますが、江須崎に渡る江須崎橋付近は右も左も海です。ということは、何かにさえぎられることもなく全力で風が吹きます。

 

風が強い日に行くと、風の強さを直接風に受けることで足が止まって体を支えてしまうほどです。

 

最近で言うならば、2014年に行われた江須ノ川区 秋の祭りでは、江須崎の手前まで行ったものの台風の影響で風が強すぎて行くのを中止したほどでした。

 

江須崎は天気が悪い日には不向きな場所なので、雨の日や風の強い日は行かないようにしましょう。

 

 

神聖な場所なのでマナーを守ろう

 

これも基本中の基本の話ですが、ゴミを捨てたり場所を選ばず便を済ませたりは決してしないようにしましょう。

 

江須崎は国指定の天然記念物です。そして、その記念物をキレイに保ているのは地元の住民の皆さんが手間と時間をかけて整備しているからです。

 

だったら自分たちは何をしてもいいワケでは当然ありません。

 

江須崎に訪れる皆さんがマナーを守ってくださるから、江須崎がキレイだということを皆さんに知っておいてもらいたいです。

 

すさみ町のなかでも、かなりな有名な観光スポットである江須崎をどうかマナーを守って楽しんでいただけると幸いです。