M女性はなぜ“ご主人様”って呼ぶのか | “誰か助けて…” ん? いいよ…S男でよければ…

M女性はなぜ“ご主人様”って呼ぶのか

ossan


もちろんM女みんながみんなパートナーをご主人様と呼ぶわけじゃない。
パートナーとあくまで対等で、プレイだけMを好む女性もいる。
中には自分はMプレイを好むがSの相手より精神的に優位にたって
S男性を操ろうとするM女性もいる(笑)
嗜好がさまざまあるように、まぁ…いろんな人がいる(笑)
でもね…これはあくまで私の主観で単なる思い込みかもしれないけれど…

その関係が進めば進むほど…
互いの結びつきが強くなればなるほど…
M女自身の中で相手のSの存在が大きくなればなるほど…
M女性の心の奥へ入り込めば入り込むほど…

M女性はパートナーを“ご主人様”と呼びたくなってくるようだな…
そんな風に感じる事がある。

もちろん呼び方は“ご主人様”でなくても神様でも旦那様でも何でもいいんだが…
とにかくそんな風に呼びたくなってくるように思える。


これは勝手な思い込みかもしれない(笑)
単なる思い込みなら私はかなりトチ狂ってしまってるんだろうね^^;
でも…本当にそう感じる事がある。

SMには“主従関係”ってのがある。 
けれど何もそれをしようと思わずとも
いつの間にか主従関係のようなものが出来上がっているって事も多々あるんだ。


それがどうしてかを考えると…
いつも、かなり昔に出会った小さな女の子を思い出す。

小さな女の子と言っても身長5センチの…とかじゃなくて
もちろん私はロリコンでもないよ。ガキンちょのパンツを見ても私は興奮せん。


その子は…かなり昔に付き合っていた女性の娘で、
1歳半くらいから5歳くらいまでを知ってるだけの子。 
人見知りのとても激しい女の子だったけどなぜか私にはなついてくれた。

その子にとっての私の呼び名は“おっさん”で(笑)
母親が面白がってそう呼ばせたら私の反応が面白かったのかそれ以後ずっと
“おっさ~ん”と親しみを込めてそのチッコイのは呼んでくれた。

会った初めの頃はそのチッコイのは緊張してよそよそしいんだけれど
会ってる内にだんだんと心を許してきてくれてるのが判った。
最初は指でチョンチョンとつつくように接してきて様子を見る。
そのうち“コイツは安全だ”と判ると少しづつ自分を見せてくれるようになってきて、
その反応が悪くなければどんどん素の自分を見せてくれるようになる(笑)
その内、チッコイのはこちらにとって少し迷惑な事もするようになるが、
それを許すとその内パワー全開で接してくる(笑)。
『おっさ~ん~!』と全力で走ってきたかと思えば全身を使った肉弾アタックで
これでもかというほどその身を投げ出しぶつけてくる(笑)。
 
20年後にそれをして欲しいと思うヨコシマな考えも浮かんだが
チッコイのにスゴイ威力だから20年後は頼むから力をセーブしてくれ等と勝手に考えたりした…
これは“モテてる”という事だろうかと、なんだか嬉しかったのを覚えてる(笑)


“このチッコイのは絶対に私がちゃんと受け止めると思ってやがる…”


そんな事を思いそこまで人を信頼できる事に驚かされた。
そしてそこまで信頼されたなら全部受け止めてやろうとも思うもんだ。。

が…頼むから…

私が気づいてない所から肉弾アタックするのだけはやめてくれ…


私が帰る時には本当に寂しそうにしてくれる。
当時の私の部屋の冷蔵庫もなんだか判らんシールやら判らん絵なんかもつけられて
“きっとこれは私のものだっていうサインだな…”とコソっと恐れおののいた。

長く居るとチッコイのは悪い事もそりゃする。
ホントにアカン事をした時は私は叱ってやった。
『ゴゥリャア~!○○~!』と、トンでもなく叱る事もあったが最後に
優しくいい聞かせると下向き加減に『ゴメンなさい…』って謝ってきた。
そして悲しいのか口の端がぷるぷると下がってたりする。
それを見て表情を緩めて“いいよ…”と言うとギュっとダッコしてきて
“オッサン…シュキ…”って口説かれた。

それ以降なぜかそのチッコイのは私のナンデモ探検隊の隊員1号となって
私は図らずもそのチッコイのの隊長になった。

私はお父さんじゃない。
その子の幼稚園の先生でもない。
近所の気のいいお兄ちゃんでもないし正義の味方でももちろんなくて…
悪の権化のただのスケベな変態野郎だ。

でもそんなスケベな変態野郎が相手でも、チッコイのはダッコされて甘えて
“絶対この人は私を落とさない”と思ってダッコされた私の腕の中で自由に暴れた(笑)
これでもかと体を預けきって“この人は私を絶対に落とさない”と思い
その身と心を全てを投げ出して任せきってくる。


その時の私はそのチッコイのにとっては…
もちろん言葉の前に“都合のいい”という言葉はつくだろうが
少しだけ“お父さん”であり、少しだけ“先生”であり、
少しだけ“近所の気のいいお兄ちゃん”だったんだろうねぇ…。


M女性と接していると“ご主人様”って言葉は
それが“ご主人様”って言葉じゃなくてもいいのに気づかされるんだよ。

“お父様”でもいいし…
“先生”でもいいし…
“お兄ちゃん”でもいいし…
果ては“オッサン…”でもいい。

そのチッコイのが私の冒険隊の隊員になったのも私が“隊員になれ”って
そう言ったからじゃない。
近くの公園で一緒に居るときナンデモ探検隊をする事になり
『ところで誰がタイチョーなの?』って聞いたら
『オッサ~ン!』って元気に言われ…隊長就任だ(笑)

大人になってくると
例え相手が親や恋人や夫でさえ…
その全てをさらけ出してその身と心全部任せ切る事なんて出来なくなってくる。
最初は曝け出せてても…その内出来なくなる事さえある。

でももし…
それが強引にか或いは優しくにかは別にして
誰かの前でチッコイ頃のようにその肢体を全て投げ出し心もカラダもさらけだす事が出来たなら…


“コイツは絶対に私を受け止めてくれる”と思えたならば…


“お父さん”か“先生”か“お兄ちゃん”か或いは“隊長!”って意味を込めて
“ご主人様”って…そう呼ぶようになるのかもしれない。

きっと渾身の肉弾アタックと共にだ…

でも頼むから…
その時は私が気づいてない所から肉弾アタックをかますのだけはやめてくれ。。。