「恥」を飛び越えてムリヤリ個性的になってみる
結局、英語でも、なんでもそうなんですが、
身につくかどうかは自分次第なんです。
人様に、「上達させてくれ!」
とお願いしても無理な話で、
大人になったら、自分を律する術を身につけないと、
なんにも、ものになりはしません。
子供の頃は、“親”という、
愛情も時間も自分にそそいで、日本語を教えてくれる
またとない最高の教師がいましたが、
大人になれば、そこまで自分にかまってくれる
人間なんていません。
かまってくれるのは、おのれ自身だけ。
この身に英語を叩き込めるのも、おのれ自身だけです。
しかも年を重ねて、知識と経験が増えてくると同時に、
つまらないプライドもどんどん大きくなってきて、
恥をかくくらいなら、リスクのある新しいことなんて
したくないと、
どんどん保守的な考えに染まっていって、
これからの人生先細りするだけですよ。
大人になったら、何か捨てなければいけないことだって
あるんです。
羞恥心だったり、意地だったり、あるいは他人への
依存心だったり。
「何かを得たいのなら、何かを捨てろ」
とはよく言われますが、
英語を身につけるために、捨てなければならないことは、
・時間
・羞恥心
ですよ。
「時間」
もちろん、勉強する時間のことで、ダラダラテレビを見ている
時間があったら、テレビを消して自分を磨く時間を
つくったほうが断然いい![]()
遠くかすんで見えないようなゴール地点でも、
そこをめざして、文句も言わずに毎日取り組んでいる人が
世の中たくさんいるんですから、
お互いに励ましあえないけど、一度は夢見たことなら、
コツコツ取り組んでみましょうよ。
続けていれば、かならずきれいな景色が見えるときがきますよ。
「羞恥心」
日本の社会の安全さや安定感というのは、
外国の宗教と色合いが違って、日本人ひとりひとりが持っている
「恥」という文化から成り立っているとよく言われます。
もちろん日本人も、大多数の人は、
「変わっている人間」
だと思うのですが、世間の目に触れると無個性になるという。
それはそれで、悪くない文化だとは思うのですが、
恥をかくのがイヤというか、ハードルを越えるぐらいの
思い切りのよさと勢いが必要というか、
ちょっとした覚悟とエネルギーをもってこないと、そこを飛び越える
踏ん切りがつかなかったりするんですよね。
でも、いったん越えてしまうと、
そんなにたいしたこともなくて、むしろ「恥」で
行動を制限されているほうが不自然だったりしてね。
日本人にとって一番おもしろい発見があるのは、
「恥」をとびこえることに
あるんじゃないかと思われるほどです。
英会話では、恥ずかしいとか、うまくないとか思わないほうがいいですよ。
単語並べてしゃべっただけでも、
「オレ、ペラペラ
」
と、根拠のない自信満々のオーラを出していたほうが、
周りのうけはいいはず。
ここぞというときは、ふさぎこまずに自分を開放してみましょうね。