こんにちは。

エストレアです。

 

師走になり急に寒くなりました。

いかがお過ごしでしょうか。

 

わたくしは28年前に初めてこどもを産みました。

1995年1月のある日です。

 

出産してすぐに阪神淡路大震災があり今まで経験したことがない大きな揺れを経験

しました。

幸い大きな被害はなかったのですが、その日から夫がいない時はずうっとテレビで

被害の大きい地域の火事、倒壊したビルや高速道路「死者は○○人です」という

アナウンサーの声を聞いていました。

それらが唯一の外界の情報でした。

 

被災地でお亡くなりになられたり、お辛い想いをされておられる方々の叫びがテレビ越し

に伝わってくるようでした。

 

2年後1997年5月には神戸連続児童殺傷事件において中学校の校門前に切り取られた児童の首が置かれ犯人が中学生であったという報道があり、その年の6月に二人目のこども

を産みました。

 

そんな中わたくしは育児ノイローゼとなりました。

 

さまざまが要因が重なってのことだと思いますが、自分自身は「やっぱりそうなったな」

と感じていました。

というのも子供の頃から私は誰とも結婚できない。ましてや子供を育てるなど絶対に

出来ない人間だという確信があったからです。

 

なぜその確信に至ったかは割愛しますが、予想通りとてもまっとうな母親とは言えない

状態で子供たちには幼いころからずっと悲しい想いをさせ迷惑をかけ続けてきました。

そして子供たちが小学生の時に離婚し子供たちは夫の元へ行きました。

 

これでもう一生子供たちには会えないとなってから何年も死んだ気持ちで生きていました。

しかし今から7年前に突然こどもたち、そして孫と再会することになったのです。

その時「本当に神さまはいらっしゃるんだ!」と思いました。

 

再会したこどもからは「あなたは母親資格だ」といわれました。

その気持ちは今も変わらないようです。

 

母親失格であることはわたくし自身よくわかっているし申し訳なく思います。

しかし再会以前と違うことがあります。

それはわたくし自身が今、子どもたちと孫を心から愛している事です。

もしかしたら出産直後も愛していたけれどそれを自覚することが出来なかったのかも

しれません。

 

わたくし事ばかり書いてしまいました。

「母」という存在はもともと「母」なのではなくだんだんと「母」になっていくのではないでしょうか。

それは「父」も同じかもしれません。

 

こどもが産まれた日は同時に「母・父」が生まれた日です。

 

"Happy birthday my baby.

 Happy birthday to my motherhood and fatherhood to."

 

すべての子と父母に祝福を