こんばんは。

 

大阪桃谷のサロンLa Tierra(ラ ティエラ)にて西洋占星術、タロット、タントリック・ダキニ・オラクル、宏林クリスタルカードで鑑定、レッスンをいたしておりますエストレアです。

 

今回は今個人、グループレッスンのメニューのひとつである

「タントリック・ダキニ・オラクル」のご紹介です。

このカード「オラクル」とのタイトルから「オラクルカードですか?」と聞かれることが多いですがタロットカードです。

「オラクル」とは神託という意味です。

またエロスを感じさせる絵柄やタントラ思想を誤解され「恋愛やセクシャルな問題に特化したことを占うカードですよね。」と言われることも多いですが違います。

もちろん恋愛も占えますが「彼との未来はどうなりますか?」というご質問に「こうなります」とお応えするだけでなくその方との関係性の中に何を見出し、両者ともに変容する術を見出すことが得意なカードかと思います。

(すべてのタロットカードでもこの観点は大事やと思います)

 

以下はタントリック・ダキニ・オラクルの解説本全文をエストレアが個人的に翻訳していただいたテキストから抜粋、編集した文章です。

 

~「The Tantric Dakini Oracle」(以下ダキニオラクル)はインドのタントラ思想をベースにしたタロットカードです。

 

CGではなくコラージュの技法で造られた美しいカードです。

このカードは予知のためにも、パーソナリティの変容という目的のためにも、様々な方法で使うことができます。

 

65枚のカードはメジャーなタロットカードの大アルカナのように22枚、小アルカナは人物カードがない40枚、そして過去、現在、未来という時を表す3枚のカードで構成されています。

 

タントラにおける神性を経験する最も直接的な方法は、ヴィジョンを観るプロセスにあり、自己は視覚化と内観によって時間の制限を超え、永遠の現在が存在する場所へ赴きます。

 

ダキニオラクルは直観を刺激し、タントラにおける男女の交合のエクスタシーから悟りへ向かうように人間の営みを肯定的にとらえ、自己または他者の潜在意識から問題の解決方法を導きだすことができます。~


こちらの文章を読まれた生徒様からは間違いなく「意味がわかりません」と言われます。

確かに難解ですが

◉「過去」「現在」「未来」

◉「過去世」「今世」「来世」

◉「創造」「維持」「破壊」

◉「ブラフマー」「ヴィシュヌ」「シヴァ」

というインドのヒンドゥー教思想の知識があると理解しやすいです。

 

このカードは1977年に東洋、特にタントラ思想の研究をしていた英国人により「シークレット・ダキニ・オラクル」という題名で出版され、絶版になり「タントリック・ダキニ・オラクル」として再販されています。

前者との違いは箱の表紙の絵、解説本が付いているかどうか、各カードの題名文字のフォントです。

カードの絵柄自体は同じです。(前者はプレミアがついていて高額で販売されているようです)

実に40年以上販売されているロングセラーですね。

 

しかし日本ではこちらのカード、あまりメジャーではないかもしれません。

分厚い英文も解説本、翻訳されたものの難解な内容がハードルを高くしているのかもしれません。

わたくしはこのカードにどんな思想が盛り込まれているかほとんど知らずに使い続けていました。

知識がなくても使えるところがこのカードの凄さでもあるのですが、絵柄に隠されたたくさんの暗号を知っているとなおさらリーディングに深みが増すと思っています。

 

◉タントラ思想

◉数秘術

◉西洋占星術

◉チャクラ

◉錬金術

◉密教

◉ヒンドゥー教

◉易経

などなど多くの切り口があり奥の深いカードです。

次回はこのカードの最大のベースになる「タントラ思想」について書いてみたいと思います。