今日は、(引きこもりの私にしては)珍しく、買い物へと出かけました。

と言っても、近所のスーパーと花屋さん。

(ここ最近また、花を飾ろうという気持ちになっています。)

 

花屋さんで聞いたのは、流通する花が減っていること。

花屋さん曰く、

確かに夏場で仕入れが九州から、東北・北海道へ移る時期ではある。

けれど、それにしては少ない。

いつもなら競りの時間が、二時間半かかるのに、今朝は一時間半。

大雨による日照不足とか、コロナの影響とか、

いろいろ考えられるけど、この先、どうなっていくのか、、、。

とおっしゃっていました。

 

 

私は話を伺いながら、コロナ禍の影響はこんなところにまで? と驚きました。

そう言う私も、他人事ではありません。

今年はなんとか仕事があるものの、来年4月になれば

今までと同じように仕事を続けられないことは、もう今の時点でわかっています。

再来年になれば、少しは改善しているのかも? と思うものの、これも不透明。

観光業や外食産業、エンタメ業への打撃は知っていましたが、生花もなのか、、、

と改めて、コロナ禍が及ぼす影響の大きさに愕然としました。

 

そこで思ったのは、コロナ禍で甚大な被害を被っているのは、

人の感性や知的好奇心を刺激するもの。

どうしても必要なのか? と言われれば、

絶対、とまでは言えなくても、すべて、人生を豊かにし美しく彩っていくもの。

そこまで考えたとき、ミヒャエル・エンデの 「モモ」 を思い出しました。

 

ミヒャエル・エンデの 「モモ」 は、ご存じの方も多いと思いますが、

時間泥棒が跋扈する世の中になってしまい、あくせく働く人間たちに

盗まれた時間を取り返していく女の子の物語です。

 

そしてこの物語は、ダークサイドとホワイトサイドの戦いでもあることに気づきました。

それに、なんとなくコロナ禍の今の状況と同じだと思いませんか。

 

そう思ったら、今のコロナ禍で、人生を彩るために必要とされる産業が影響を受けているのも

まさに 「ダークサイドのやり方」 です。

気づいたら、なるほど。そういうことだったのか。 と、すんなり腑に落ちました。

だったらそんな世の中になっても、人生を彩ることは絶対にやめない! と

どこか負けん気が出てきます。

とは言うものの、旅行に出かけるとか外食するとか、

めんどくさがり&引きこもりの私には、無理な話なので、地道に花を買うだけです。